プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星、そしてその後

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著者 : 大平貴之
  • エクスナレッジ (2010年7月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767810157

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プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星、そしてその後の感想・レビュー・書評

  • 「メガスター」で有名な大平さんが、いかにしてプラネタリウムの世界にのめり込み、その情熱で星空を多くの人に届けてきたのか、のストーリー。

    彼の持つ技術的バックグラウンドのカバーエリアが広くて本当に驚く。好奇心とそこから生まれる探究心はすごい。
    一人で完結したエンジニア、って本当すごい存在。

    もうひとつ、やっぱり心打たれるのは彼の情熱。
    決して資金もサポート体制も豊かでない中で、いかにして複雑で高価なプラネタリウム開発を成し遂げたのか。月並みな言葉だけど、そこには凄まじい情熱がある。

    現実にいる人だし、いろんな側面があるんだろうけど、僕から見たら彼は素晴らしいエンジニア。やっぱりいろんな困難が会ったときに、一人で完結できるエンジニアって本当に強い。ある意味、その技術で人に夢を見せられるって、とても素敵な仕事だと思うし、純粋に尊敬できた。

  • 大学時代に,個人製作は不可能とされたレンズ式プラネタリウムを完成,その後もアルバイト勤務のかたわら製作を続け,世界最高水準,わずか30kgの移動式プラネタリウムを開発していく過程を記録した本です。明確な目標に向かって自らの技術力を高め,本気の「趣味の物作り」を続ける姿に,底抜けの爽快感を感じる一冊です。

    *推薦者 (農教)T.T
    *所蔵情報
    https://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00381315&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 恒星原板とか、作り方がとても詳しくていい

  • 数年前に、家庭用プラネタリウム.、HOMESTARを、星好きの友人にプレゼントしたことがあります。
    この開発者が制作した本物の星空投影機、「メガスターII―Cosmos」が、子供の頃に行った川崎のプラネタリウムに設置されたことも知り、製作者の大平貴之氏がどんなふうにして本格的な製作をするに至ったのか、興味が湧きました。

    小学3年製の頃からプラネタリウム作りを始めたと聞いて驚きます。普通はプラネタリウムで星を見上げて満足している年齢ですが、自分で作ろうと思い、実行に移すところからして、凡人とは違っています。

    そこから、子供なりの工夫を凝らした手作りのプラネタリウムを作り続ける彼。学年が進み、中学、高校、大学と進んでもなお、ひたすらに改良を重ねて、オリジナルのプラネタリウムを制作していったことが語られます。

    改良するごとに難しい課題が生じ、それを手探りのまま、知恵と努力で解決していく地道な作業。

    星の投影のため、無数の穴を開けたそうですが、七等星を表すには0.013mmという小さい穴でないとだめだとか。
    高校時代には、一万6000個もの星をすべて手作業で描いたそうです。

    ひたすら制作に明け暮れる日々。友達づきあいもしていないのかと思いましたが、投影のために運搬が必要な時などには、友人が手を差し伸べてくれます。
    対人関係も良好な様子。ひたすら頑張り続ける姿に、周りも動かされ、協力するのでしょう。

    天の川を全部星の集まりで表現するというのは、彼のアイデアだそうです。
    たしかに、子供の頃に眺めたプラネタリウムの天の川は、のっぺりとしていて、絵のような印象を受けた気がします。

    メガスター設置の川崎のプラネタリウムでは、一人一人に双眼鏡を渡し、上映中に星を拡大して見られるようにしています。
    天の川を見た時には、たしかに、光の強さがまちまちの星の集合体となっていました。

    メガスターで投影する星の数は、なんと100万個。11等星までの星を再現できるそうですが、外国人に「ワンミリオン」というと、信じてもらえないのだとか。
    外国のプラネタリウムは、星の数にこだわっていないと書かれていました。海外のプラネタリウムを見たことはありませんが、どんなものか気になります。

    もともとは、純粋に個人の趣味から始まったものが、周囲の理解と賛同を得て、学問的にも産業的にも影響の大きな一大プロジェクトに発展したというのは、本当に素晴らしいこと。

    今では国際学会でも発表をし、ネスカフェゴールドブレンドのテレビCMにも出演するなど、一躍話題の人となっています。

    趣味を生涯の仕事とした、誰もがうらやむ理想的な状態ですが、その半生のほぼすべてをひたすらこつこつとプラネタリウム製作に捧げてきた彼の地道な努力を知ると、普通の人ではなかなかこうはいかないものだと思います。
    まさに「好きこそものの上手なれ」を、その人生を持って体現している人で、今後も日本のプラネタリウム技術を発展させてほしいと願うばかりです。

    私は見る専門ですが、こうした製作秘話を知ると、プラネタリウムでの感動もひとしお。雨がちの日が続く梅雨の季節、またプラネタリウムに美しい星空を見に行きたくなりました。

  • 夜光塗料ならぬ、蓄光シールで星座を貼ったことがある人は多いはず!でもそこから、プラネタリウムの自作ってすごいわ~!
    難しい技術的なことがわからなくても、誰に強制されたわけでもない、ただ自分がやりたいと思う目標のために何度も困難に立ち向かってクリアしていく大平さんすごい!
    そして、410万個の星空のプラネタリウム、見てみてぇーー!と叫んでしまうこと間違いなし。(i44)

  • プラネタリウムクリエイター大平貴之氏の半生を描いた自伝。幼少の頃から天体やロケットに興味を持ち、小学生で既にプラネタリウムを自作してしまうなど、非凡な才能がうかがえる。自宅に作った作業場で一人黙々と作業をする姿は、孤高のエンジニアといったイメージを強く感じさせる。しかし、大平氏を支える多くの協力者がいたという事実が、彼の本当の人柄をよく表していると思った。

    ツイッターでも多くのフォロワーを集める人気者の大平氏(@ohiratec_mega)だが、時おり本作の感動的な内容とは対照的な「変ツイ」を炸裂させるため、本読んで感動した人は見ないほうが・・・

  • ・始めなくては始まらない。
    ・続けなくては進まない。
    ・情熱があるから続けられる。
    ・自分の世界から踏み出せば世界が広がる。

  • 「読み終わった本」にするの忘れてた。エンジニア気質が少しでもあるなら泣ける。

  • うおー見に行きてー。
    本物の星もプラネタリウムも。

    この人はもちろんすごいんだけど環境って大事だな。

  • 著者は小学校3年生の時に、近所のプラネタリウムの星空に感動し、こんなものを自分の部屋に作ってみたいと思いました。

    最初に夜光塗料の星空に始まり、ボール紙の卓上プラネタリウム、高校時代のピンホール式、リスフィルム式、そして大学で4年をかけて開発した、レンズ式プラネタリウムの「アストロライナー」、そして好評を博したメガスター。すべて小学生のころから住み続けた7畳の部屋から生まれました。

    本書は、時に問題にぶつかりながらも、より美しい星空を求めてひたすらプラネタリウム作りに取り組んできた記録であります。

    プラネタリウム製作は、ほとんどたったひとりの孤独な作業。
    それでも夢中にプラネタリウム作りを続ける少年のままな著者の姿は
    夢を追いかける人のキラキラした輝きを見せつけてくれます。

    老後、不況、人間関係、そんな細かい悩みはどうでもいいんです。
    人間やりたいことを素直にやってれば。どうせ短い人生です。

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プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星、そしてその後の作品紹介

世界一の個人開発プラネタリウム『メガスター』の原点とその後を語る改訂版。2003年以降、著者大平氏の7年にわたる活躍を追記。

プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星、そしてその後はこんな本です

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