もっとうつわを楽しむ

著者 :
  • エクスナレッジ
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本棚登録 : 60
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767818559

作品紹介・あらすじ

200点のうつわで見る「選ぶ・使う」のヒント集。

感想・レビュー・書評

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  •  しろ、青、柄物などの器を、どのように配置し、使い、楽しむのかということがテーマ。青いお皿で北欧風にとか。お皿の真ん中に料理を盛る。柄を見せたり、空間を使って見たり。料理とアートは表裏一体である。だからこそ、うまい料理人はアート的な感性も必要なのだ。
     岩井窯の山本教行さんの言葉が非常に良い。「2歳の子供でも、焼き物は壊さないように扱います。乱暴にすると壊れるという認識が、すでに頭の中にあるから、丁寧に扱うことを体で覚えていく」「なんでも軽ければいいわけではない。小野にはそのものに見合った重さがある」子供用のご飯じゃわんを作る山本さんの温かい眼差しには恐れ行った。

  • タイトルどおりの「もっとうつわを楽しむ」本かどうかは正直、怪しい。けれども「作り手の暮らし」の章は必読に値する価値がある。どの作家の話も面白く興味深い。この章以外は完全な雰囲気本、ただのファッション本でしかないが、この章がこの本に存在するというだけで、本の価値をぐっと引き上げている。

    うつわの「選ぶ・使う」のヒント集としては駄作だが、P114 にある井藤昌志氏の「何回も繰り返せない人生のなかで、縁があって出会ってきたことが常にほかの何かと結びついている。それはしあわせな生き方なのかもしれない。」「これまでにたくさんのものや人に出会い、魅了されてきた経験が作るものに反映される。それがもの作りの自然なあり方じゃないでしょうか」このくだりが、私が長い間、抱えてきた暗く鬱屈とした心の闇から救い出してくれたので、個人的には感謝してもし尽くせない特別な一冊になってしまった。
    “魂を震わせた、人生を変えた一冊”にしか付けない☆5 を、悔しいけれど付けるハメになった。悔しい、しかしありがとう。心から感謝したい。

  • 色ごとに見せ方も気にして。
    いいものたくさん。
    前半は参考になる使い方の紹介で後半はインタビュー。

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