- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767820750
作品紹介・あらすじ
身近な文房具に隠された、驚きと楽しみ。モレスキンの"伝説"の裏には巧みなマーケティングがあり、NASAが宇宙船に持ち込んだ鉛筆にはちょっとした問題があった。ありふれた文房具の背後にある歴史と物語を、飽くなき偏愛をもって綴る。
感想・レビュー・書評
-
日本の文房具メーカーが発明
・カラフルボールペン(サクラクレパス74種)
・フリクション(摩擦熱で消える)
・マーカーペン(アメリカの見本市で一気に人気)
販促ツールとしての「文房具」は最も効果的、その代表例がボールペン詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高に面白い文具歴史雑学。冒頭に登場する作者の育った場所に住んでいたこともあり、最初から引き込まれる
-
文房具のひとつひとつの掘り下げが、歴史に始まって開発者や愛好家の想いにまで至り、まさに【文房具好きの文房具好きによる文房具好きのための本】
-
文房具の歴史についてのうんちく本で確かに”楽しい”のだが、話中にでてくるプロトタイプや古いタイプの文房具は文章だけでは想像しずらにので、絵や写真での説明があるとよかった。
-
文房具好きならよく知っている、定番の輸入文房具の誕生物語。軽快な訳文で、引き込まれます。
ただ、せっかく日本の文房具が登場しても、日本で発売していない(商品名が違うのか?)ので、買えないとか、そういうものもあるのが、読んでいてもどかしくなります。 -
英国の(ブングジャムクラスの)文具マニアのマニアックトークを聞いてるようで楽しく、読み終わるのが寂しかったです。
ロンドンのブロガーが著者なので、高額な文具(モレスキンとかモンブランとか)のことは私でも分かるのに
ボールペンやホッチキスなどの日用品に近い文具ほど身近なメーカーが全く違うことがかえって興味深く感じました。
そして、改めて日本の文具が日本の文具メーカーでだいたい事足りてることの凄味も間接的に感じました。
語られている商品が「おなじみドコドコのナニソレの何色は…」といったような、著者の想定している読者(英語圏)ではお馴染みなんだろうだけど日本人にはお馴染みじゃないモノの場合が多かったので
商品の写真が載っていればもっと良かったのですが、
訳書オリジナルで写真を勝手に入れるわけにはいかないですもんね…
余談ですが、私は「モレスキンを語るとき、メーカーのキャッチフレーズ(伝説の云々)をそのまま言っちゃう奴は信用に値しない」という信念があります。
その点、この著者は信用が置けると思いました。 -
ステーショナリーの話をするなら、もっと写真やイラストで表現しないと理解しづらい