- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767825137
感想・レビュー・書評
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8つの系統別に述べる。教科書というだけあって、種類ごとの特徴をイラストと写真でみせ、詳しい説明文がつく。系統図もあり理解を助ける。
表紙はステップヤマネコ:イエネコ系統。約250万年前に共通の祖先から分岐したスナネコとも近い関係にある。
ここでもウンピョウはドキっとします。やっぱり歩くニシキヘビだ。
マヌルネコの死亡率がのっていた。非常に厳しい野生環境で生息するため、野生での繁殖期は限られ、生後4~5月で独立し、生後9~10カ月で性成熟する(飼育下)
子供の68%は独り立ちする前に死亡し、大人が3歳まで生きる確率は50%(フルタイン・ヌルウ国立公園)ほとんどが冬に死亡。死亡の最大原因は大型猛禽類やキツネなどに食べられてしまうこと。またイヌと人間による殺害も53%。寿命は野生で平均5年。
2018.9.3初版第1刷 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ものすごい読みごたえ。
記載内容が具体的かつ詳細であること、スケッチがたくさんのっていること、構成が体系的にまとまっていること、貴重な写真が使われていることなど、どこをとっても素晴らしいまさに教科書と呼べる一冊。
野生猫の保全という観点が一貫している点も好感度が高い。
読み終わるまでにものすごく時間がかかるからコスパもいいです。 -
第57回アワヒニビブリオバトル「猫」で紹介された本です。
2019.10.01