モスクワの孤独: 「雪どけ」からプ-チン時代のインテリゲンツィア

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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768456224

作品紹介・あらすじ

痛ましいまでに真摯に生きたソヴェト・ロシアの知識人たちの肖像。偉大な少数派たちの壮大な人間ドラマ。

感想・レビュー・書評

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  •  2段組で600ページ近い大著。
     ポスト・スターリン時代からプーチン時代までのソ連―ロシアの歴史の中で、権力に抗い自由を希求した5人のインテリゲンツィアの軌跡をたどったもの。文学的香気に満ちた名文で端正に綴られた力作である。

     ハイブラウな内容ながら、学術論文的な無味乾燥の対極にある本で、まるで小説のように味わい深い。

  • 知識不足のため、読んでいて理解のできないところも多かった。集団心理の恐ろしさ、意志や信念を貫く難しさと大切さを実感した。私が同じ状況であったら、この本の登場人物のようには振る舞えないだろう。「愛国心はならず者の最後の逃げ場所」という言葉を聞かせたい人が今の日本にはたくさんいる。

  • 分量的にもっとも多いラリーサ・ボゴラズの章がとくに秀逸(この部分だけなら星4つだ)。彼女の強靱な精神のありように対しリスペクトを惹起させずにおれない。

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