- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768456514
作品紹介・あらすじ
すっかり身近になった中国の人とことば。その知られざる生態を軽妙なタッチでつづる異文化エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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請別送(見送りは結構です)請留歩(ここまでで見送りは結構です)您忙吧(どうぞ御自分のことをなさってください)使ってみたい。
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中国の文化的な事柄について述べているエッセイで、中国人の考え方・道理にも迫っている。
日常生活の描写が多く、読んでいると中国を旅してみたくなる。韓国旅行についても触れられており、本場の韓国料理も食べてみたくなった(笑)
170頁から述べられている「中国式日本語」は面白かった。なんで「アナタ コレ タベル ヨイ」となるのか、その仕組みが分かる。
なるほどな、と思ったのは「中国=欧州」という見方だった↓
中国は「国際的」である。なぜなら、中国の大きさは欧州とほぼ同じであり、方言の広東語や上海語などはスペイン語やオランダ語などと同じように(本来は外国語として)見なせる。さらに、異なる言語を話す人たちと同じ空間を共有し、生きるわけだから、中国人は「原則的」になる。つまり、普遍的な道理を掲げ、本性(お金が欲しい、うまいモノが食いたい、高い地位に就きたいetc)に従って生きるようになる…という話は、今までの自分の経験から照らして納得できるものだった。 -
相原先生の最新エッセイ。
相原先生は中国語を見る視点が常人のそれとは異なっている。
だから読んでいて、なるほど、と思うことが多い。
ただ上海のタクシーについては、おや?と思う記述もあったが。