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この作品からのみんなの引用
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そりゃあ、わたしだって勉強がいやになったこともある。でもそういうときは、たとえばロシア語に飽き飽きしても、ロシア映画を見たり、ロシア文学を読んだり、ロシア美術全集を眺めたり、ロシア料理を食べたり、とにかく何かしらロシアと関係のあることをして気分転換をした。そのうちに「ロシア語イヤイヤ病」も治まり、また性懲りもなく勉強を続ける、そんなことの繰り返しだった。
― 151ページ -
外国語学習者にとって最も大切なこと、それはやめないことである。「続けること」なんていう積極的なものではない。とにかくやめない。あきらめ悪く、いつまでたってもその外国語と付き合っていこうという、潔くない未練たらしい態度が必要なのである。
― 150ページ -
わたしは言語というものに幅広く興味があり、いろいろな国や地域の文化に強く惹かれる。その中でもロシアやスラヴ地域には格別の思い入れがある。自分が情熱を込めてやっていることは、やっぱりほかの人にも分かってほしいと思う。
(中略)理系の学生の外国語に対する抵抗感をなくす、そのためにわたしはロシア語を教えるのだと考えているのである。(中略)大学における外国語の役割とは、新しい外国語を学ぶノウハウを身につけるためのシミュレーションなのだと考える。
― 9ページ
みんなの感想・レビュー・書評
私は語学学習者ではないのだが、時々この本を読みたくなる。読むと語学を勉強したくなるのだが、如何せん現時点で必要に迫られていないので少し齧ってはやめてしまう。継続は力なり・・・なんだろうけどね。この本には学習法というような実践的な何かが書かれている訳ではない。新しい言語を学習するのには人それぞれ、様々な理由が存在する。きっかけは何だっていいのだということを再認識させてくれる。そして、こういった学習は楽しくないと続かないということを思い出させてくれる良書である。
語学関係の本ではめずらしく現実的で楽しく参考になりました。
勉強したいという気持ちを再確認できた良い本でした。
語学の勉強は一生続けたいと思います。
この本を読むと、語学を勉強したくなる。外国語学習にとって一番大切なことはやめないこと。続けるなんて積極的なものでなく、とにかくやめないこと。
語学好きな人、はもちろん、
なんだかなぁと思いながら学んでいる人にもおすすめしたい一冊。
作者の人となりや、言語に対する愛が
ユーモア溢れる語りの中にぎゅっと詰め込まれており、
みるみるうちに惹きこまれました。
特に「アンドレイ」の話、俳句の話、語訳の話が印象に残っています。
言語学に関する章もあり、巻末には言語に関わる小説や映画を紹介するページもあり、盛りだくさんです。
中学生・高校生の頃に読んでいたかったな~。
こんな風に語学を楽しみたい。
スラブ語の話題が豊富なのも嬉しい。
外国語学習に行き詰まったら読み返したい一冊。
著者が言葉というものにいかに興味を持っているか、愛情を持っているか、好きであるかが強く伝わってくる本である。 第一章は、理系の学生相手に第二外国語としてロシア語を教える著者が、授業を通して体験したことや考えたこと、また著者自身が生徒となって新たな外国語を学んだときの様子などが書かれている。 第二章は、外国語学習に関連する根拠のない誤解、思い込みなどを「外国語幻想」としてまとめてある。た... 続きを読む »
語学をやるために、コーヒー飲みながら学生が入り浸っている研究室って、こういうのが大学の理想っていう感じ。この人はいい先生なんだろう。
幼少期に外国語を身に付けた人にとって、外国語がかえって職業選択を狭める結果になってしまってはいけない、と書いていた。たしかに、語学ができて、語学に関係ない職業についてもよい。黒田が言うことはわかるのだけれど、それでもやっぱり自分は語学に携わろうとしている。日本は圧倒的にモノリンガルの社会で、バイリンガルやマルチリンガルの存在は語学力そのものに焦点がおかれてしまう。それは自分の選択の結果ではない。
子どものころ、朝顔の芽が出なくて理科にトラウマを負った著者(大げさ?)が理系大学で教えていた(理科ではなくロシア語を)ときの話。とくに前半が読みやすくおもしろい。ある意味理想の学生生活かも。
後半は大学での授業をもとに少々専門的になる部分があるが、挫折するほど難しいわけではない。
最後には「本と映像に見る外国語」としてオススメの映画や本が記載されていて、芋づる式にこの世界に入っていける仕掛け。
著者の実質デビュー作だそうだが、すっかりこれで「黒田節」にはまりました。
黒田ワールド全開!分かりやすく面白い、世界の言語へのgateway。
初めて黒田ワールドへ足を踏み入れるならばこの1冊からがオススメ。
外国語が大好きな人にオススメ! いろいろな外国語の話がでてきて、とにかく面白いです。書名には「学習法としての言語学入門」と、小難しそうなことが書いてありますが、気遅れせずにとりあえず読んでみるといいと思います。
初めて読んだ黒田先生の本。現在「アンコールまいにちロシア語」聴いてます(飽きっぽい私にしては珍しく、本当に“毎日”欠かさず)。
入手方法と時期: 市立図書館で借りる(県立にもあり)・多分大学時代
読んだ回数: 5回…くらい?
読了年月日(最新): 09.10.25
一番気に入っている話(というよりネーミング?)は「世界一ムーミンを苦しみながら読む男」。
その他感想等は後日書き足します。
学生たちが外国語を勉強していくエピソードがユーモラスでおもしろい。
こんな外国語の研究室が学校にあったらいいな。
「はじめての言語学」は言語学とは、がテーマですが、こっちは4章立て(たしか、今手元に本なし) の第3章で、言語学について語られていて、他の章は外国語のレッスンを受けた時のエピソードや話せるようになるために留学は必要か、バイリンガルになるには子供のころから勉強しないと無理なのか、、など言語学という学問よりも外国語を学ぶということについて書かれている。楽しい本にしたかったと著者も述べているが、ついつい笑ってしまうようなエピソードが盛り込まれていて楽しい内容になっている。
やや違うかなと思うのは、 彼の「その他の外国語」へのコメントにも書きましたが、レアリアを重視している点(158ページ)と 「間違いなく言えるのは、自分の母語(わたしたちにとって多くの場合は日本語)のレベルを超えるような外国語取得は、絶対に不可能だと言うことだ」(148ページ)と、説明無しに断定しているところです。 折角第三章で、言語学入門をやっているので、この母語を超えられないという点に... 続きを読む »






