猫丸(nyancomaru)さんの感想
2014年10月29日
祝復刊! 好学社のPR 「清作は柏の木大王に招待されたという画かきに連れられて林の中へ。そこでは柏の木たちの夏のおどりの第三夜がはじまり、みんなが順に歌いだす…。幻想的な夜を、用紙やインクにまで趣向を凝らして表現した逸品です。 」
1896年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。1933年没。 「2019年 『銀河鉄道の夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」