メシが食いたければ好きなことをやれ!: 世界一の職人が教える「自分ブランド」「人づきあい」「心丈夫」の方法

著者 :
  • こう書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769609834

感想・レビュー・書評

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  • どんな仕事をするにしても、感性と熱意が大切なんだとわかった。若いうちから守りに入らず、自己投資に励もうと思う。

  • 大学生の頃からでしょうか。岡野さんの本を読んでは、元気づけられています。

    よその工場が出来ない仕事に徹底して目をつけ、
    技術力、発想力で金型を作っていく。

    相手がどんなに大手の会社でも、会社ではなく「人」を見て、
    筋を通さない人は追い返す。

    そのやりとりは落語仕立てのユーモアが多分に含まれる。

    そんな岡野さんが、若者からの質問に対してべらんめえ口調で
    軽妙に答えていく本です。

    好きなこと、人と変わったことを継続していこう、と思えます。

  • 将来、何をやっていいのかわからない! と言っている君らに俺は言いたい、誰だって、自分の好きなこと、やりたいことの一つや二つはあるだろう、それをしないでいるから、ふやけた大人になってしまうんだ、余暇で好きなことをやっているのは、仕事が好きでないやつがすることなんだ、人生の大切な時間を、そんなことでごまかしちゃダメだよ。君が、人生の主人公なんだ! ほかの人は君の人生を生きてくれないぜ、みんな、自分のために生きることが、ひいては、世の中のため、人の役にたつことなんだ、いい人生が訪れることを祈ってるぜ!悪い時に叱れないようじゃ、嫌われはしなくとも尊敬されたり愛されたりする大人になんて、到底なれないよ、それに、小さい頃にそうした世の中の仕組みを大人が教えないことには、どんどん世の中はおかしなことになっちまう。とある会社の先代社長は、何があろうが他人を工場に入れたことはなかった、例えば機械はやっぱりメンテナンスがどうしても必要になる、その時に修理人を呼ぶわけだけど、その製作所ではメンテナンス専用ルームがある、修理の必要な機会は全てそこに運んでその場所でする、まさに情報管理の達人だね、大切な情報なら、それくらい徹底しないと、いつ何時、技術が盗まれるかわからない、あんたも本当に大切なアイデアなら、しかるべき時までぎゅっと口を閉じといたほうがいいぞ、それこそ貝のようにな。仕事を抱えていたら、常にプレッシャーを感じている状態で、仕事のことが頭から離れることはまずないよ、布団にくるまっていても、「ああしたらもっとよくなるんじゃないか、こうしてみたらどうだろうか?」って常に考えている状態だ、何か新しいことを思いついたら、布団なんてはねのけて、工場へまっしぐらよ、ノウハウってのはね、そこまでして積み上げていくもんだ、失敗するのが惜しいやつになんか、くれてやるわけないだろう。世の中には酒やタバコが好きでもないくせに、かっこよく見えるからだとか付き合いだとかで習慣になってる人がいるよな、そうやってまわりに流されて、気がついたらやめられなくなっていましたじゃ、あまりにばかばかしいよな。やっかみをするような連中と合わせるために自分のレベルを下げて、目立たないようにしていることは、確かにあんたにとっては安全な方法のひとつかもしれない、けれどあんたはそれで幸せかい? 不景気だ、物価高騰だ、治安が悪い、そしてお決まりの「日本はもうだめだな」……口に出している暇があるんだったら、現状を何とかしようとしてみたらどうなんだ? もうだめだ、なんて言っているのは、言っているやつの問題なんだと俺は思うよ。自分を安く見積もらないプライドも必要だけど、自分の差し出すのがどれほどの価値なのか、過小評価も過大評価もせずに、客観的に知っておくのを忘れちゃいけないよ。若い人が一番大切にしたほうがいい素質は、なんだかわかるか? 頭がいいから何でもできると思ったら大間違い、大切なのは、その人の持っている感性なんだよ。これからはローテクの時代が来るよ、ローテクを使いこなすには感性が必要だ、嘘じゃないぞ、ローテクを駆使して、最先端で仕事をしている俺が言うんだからな。考えることを休んでいる暇なんて少しもないよ、頭を常に回転させておくと、常に色々なことに敏感になる、感受性が豊かになるんだな、感性が要らない仕事なんて、この世にはないんだよ。熱意は勉強したり、自分の能力を高めたりといった行動に還元することができる、その熱意で手に入れた知識や力量は必ず、夢への扉を開いてくれるはずだ、その熱意を必ず行動にする、まず行動を起こすことが、夢の実現の第一歩だよ。

  • 下町の親父です。江戸っ子って気持ちいいね。中学生・高校生に読ませたい本です。

  • 岡野さんは勇気が出てくる言葉がつづられていて、ついつい本を手にしてしまう。
    ただ、少し、自分にはまだ自信がないから、岡野さんのようにいかない、そう思ってしまうのも事実。

    世渡り力。

    工夫。人から技を盗み、自分のひねりを加える。自分のフィルターを通して自分のモノにすること。

    失敗を重ね成功へ近づく。目標へまっすぐ。

    はみだせ。

    機転の利いた喋り。


    コミュニケーションには、剛があれば柔がなければ。これはリズム・テンポの話か?両方あって初めて信頼感が深まり、情報が行き交い、アイディアが磨かれていくのだそう。

    知らないことがたくさんあるって思う謙虚な気持ちを忘れずに。

    大企業がそんなにいいか?

  • Q&A形式の構成になっています

    元気な著者
    元気になれる本でした

    仕事が好きだから 辛い仕事がきても乗り越えられる
    仕事が好きだから 仕事でストレスを発散できる
    つっきるような 突き抜けるような パワー わはははは
    元気だ

  • よかった!

    人間はけなされるより、ほめるほうが伸びる

    今度から否定しない生き方してみますっ
    どうなるんだろー

    ぜったい否定しませn。

  • 会社規模を少数精鋭で6名の従業員としながらも、他にはない高い技術を武器にビジネスを展開する岡野金型製作所の社長が、QA形式で気持ちいいくらいに言い切ってアドバイスしてくれています。
    仕事を通して人生を楽しみ、つまらない仕事をするくらいなら自分の好きなことをやりきってしまえと迷い無く言えるところに読んでいてすごく元気がもらえます。
    また、今後の人生で多くの事で迷いながら進んでいくであろう10代、20代の学生には是非読んで欲しい本ですね。

  • 製作する人、工場の人で話せる人がいないなかでここままで表現できる人は珍しい。
    岡野さんの他の本も順次読むの決定。

    基礎があっての技術。
    基礎を極めての強みをもつ。
    これだね。
    (50分)

  •  若者からの質問に岡野社長が答える、という形式の本です。岡野式の世渡り術、経営術がよくわかります。

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著者プロフィール

1933年東京都墨田区生まれ。45年、向島更正国民学校卒業。社員5人の町工場・岡野工業株式会社を経営、代表社員を名乗る。「誰にもできない仕事」と「安すぎて人が敬遠する仕事」をモットーとし、針穴の直径が0.08ミリという世界一細い「痛くない注射針」の量産化や、携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池ケースにより、「世界一の職人」「金型の魔術師」として知られる。NASAをはじめ世界的大企業からも注文が押し寄せるなか、これまで家電、パソコン機器、医療機器など多くの金型をつくる。2004年、旭日雙光章を受章、いまもバリバリの現役である。著書に『カネは後からついてくる!』『俺が、つくる!』などがある。

「2014年 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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