潜水艦気質よもやま物語 新装版: 知られざるドン亀生活 (光人社ノンフィクション文庫 36)

著者 : 槙幸

• 潮書房光人新社 (2004年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[二次元研究所さんの感想 · 2014年1月18日]

4769820364　354ｐ　1994・2・14

[naorikuさんの感想 · 2012年6月7日]

潜水艦伊25に乗り組んだ時の様子がユーモアのあるイラストと共に日記の様に描かれている。
心底、潜水艦が好きで仲間との一体感が感じられ『一蓮托生』という言葉かよく出てくる。
驚いたのが潜水艦に分解した飛行機を搭載して真っ暗な中、電車の屋根の上のような狭い甲板で波に揺れながらで組み立てたり分解している。
搭乗員も一度飛び立つと潜水艦が潜航してしまうと着艦する場所が無くて自爆するしかない。
緊迫感が伝わってきた。

[たけ坊さんの感想 · 2011年12月30日]

第二次大戦を伊２５潜で下士官として闘った著者の記録。
潜水艦の階級に関係なく家族のような雰囲気や、艦長の在り方が乗員に与える心理的な影響とか、潜水艦の艦載機での偵察や米本土空襲の実際や、艦内の居住環境や、なんとなく聞いてたものが具体的に想像できるまでの知識になってとても勉強になった。彼が教官になって艦を降りてから沈んでしまったらしいけど、そこにも運命みたいなもんを感じる。