駆逐艦「五月雨」出撃す: ソロモン海の火柱 (光人社ノンフィクション文庫 630)

著者 :
  • 潮書房光人新社
4.57
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769826309

作品紹介・あらすじ

暗黒のソロモン海上で日米の水上艦艇同士が演じたドラスティックな砲雷撃戦のドラマを刻々と変化をとげる水雷戦隊の航跡とともに見事に描いた傑作海戦記-わずか二百名が乗艦する白露型駆逐艦「五月雨」の開戦時からマリアナ沖海戦後の座礁離艦にいたるまでを艦橋配置に勤務する若き兵曹が活々と綴る。大戦中、最も酷使されたという駆逐艦乗員の汗と涙の暮らしを伝えるノンフィクション。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  日記を元に書かれた本なので、これを読むと本当に駆逐艦ってあっちこっちそっちどっちと忙しかったンだろうなぁと推測。そして、いろいろな事に翻弄されている感じも如実に伝わってきます。筆者の淡々としたところがまた読みやすく、悲観的にも楽観的にもなりすぎていない現実があるンだなぁと思いました。あっけなく逝く仲間たちが物悲しい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

大正7年、小田原市に生まれる。小田原商業学校卒、昭和14年1月、現役徴集で横須賀海兵団に入団。同年5月、駆逐艦「五月雨」に乗り組み、発射幹部付となる。16年12月、義務服役延期となる。18年11月、海軍二等兵曹に任官。19年8月、座礁による総員退去まで「五月雨」乗り組み。20年8月復員。

「2020年 『駆逐艦「五月雨」出撃す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

須藤幸助の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×