日本海軍の爆弾: 大西瀧治郎の合理主義精神 (光人社ノンフィクション文庫 664)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769826644

感想・レビュー・書評

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  •  日本海軍の爆弾の話より、アメリカ軍のGP爆弾の話に興味がいった。日本海軍の爆弾には、陸用爆弾、常用爆弾(対艦船用)があるのは知っていたが、アメリカにはそれがなく、GP爆弾のみということは知らなかった。
     GP、General Purpose、すなわち汎用爆弾。ミッドウェイで日本空母が被弾した爆弾も、日本国内の工場に降り注いだ爆弾も、みなGP爆弾だったそうだ。爆弾のバリエーションは必要なかった。アメリカの余裕がそうさせたわけで、日本はアメリカとの戦争はどだいムリだったことが、爆弾の思想からもわかる。
     地に足をつけた思考が大切だ。

著者プロフィール

昭和35年、長野市生まれ。陸上自衛隊に2年勤務したのち、神奈川大学英語英文科卒、東京工業大学博士前期課程(社会工学専攻)修了を経て、作家・評論家に。既著に『米中「AI大戦」』(並木書房)、『アメリカ大統領戦記』(2冊、草思社)、『「日本陸海軍」失敗の本質』『新訳 孫子』(PHP文庫)、『封鎖戦――中国を機雷で隔離せよ!』『尖閣諸島を自衛隊はどう防衛するか』『亡びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか』(徳間書店)などがある。北海道函館市に居住。

「2022年 『ウクライナの戦訓 台湾有事なら全滅するしかない中国人民解放軍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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