星座の神話: 星座史と星名の意味

著者 :
  • 恒星社厚生閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769908258

感想・レビュー・書評

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  • <学生コメント>
    ギリシャ神話はとても面白いので是非読んで欲しいです。何気ない夜空を楽しめるようになるだけでなく、ギリシャ神話のネタは絵画、彫刻、音楽、アニメや漫画などあらゆる芸術作品で取り込まれています! 

  • 星座を構成する星の名前にアラビア語由来のものが多いのが気になって、読んだ。星座に関する神話を紹介する本は多数あるけれども、星座を構成する星名の由来を教えてくれる本は、寡聞にしてこれ以外知らない。そういう方面の学問が日本では成り立っていないということか。非常に為になって面白かったんだけどな。
    結局星名にアラビア語由来が多いのは、ヨーロッパで興った天文学が廃れて以降、アラビア圏で活発に研究され、それがまた星名などが翻訳されずそのままヨーロッパに逆輸入されたから、らしい。

  • 神話と丁寧な星の解説がセットになった本。

  • 「本が好き!」http://www.honzuki.jp/より献本いただきました。感謝。

    星座の名前の由来になった神話も解説しているが、それより星座(もしくはそれを構成する星)の名前の由来の解説が多い。

    星座を見た時、昔から不思議だったのが、いくつかの星座は、星を線で結んだ図を見ても、どうしてもその名の形に見えない、という事だった。
    はくちょう座を見せられた場合は、なるほど、と思えるが、けんびきょう座などは、何度見せられても「顕微鏡」には見えない。

    また、星座の名前も(神話上のものを含めた)人や動物の名前が付けられ、その名前の由来などを調べようとするといろいろ広がっていく星座と道具の名前など味も素っ気もないものの2通りあるが不思議だった。

    答えは単純だった。
    人や動物の名前などの多くは、古くからの星座で、道具の名前などの多くは後から作られたものだそうだ。
    しかも、星座は星の場所を示すのにも使われるため、星座がない空間があると困るので、星がある部分には必ず星座がなければならず、後から無理矢理作ったものも多いらしい。
    特に南半球は航海術が発達してから、「発見」されたので、道具(特に航海に必要なもの)の名前がつけられたのだ。

    星座は、地球から見たら、たまたまそういう形に見えただけの話なので、同じ星座の星々が同じような位置にあるわけではない。
    星の位置を示すだけなら、星座の名前でなくてもいいのでは?と単純に考えたが、住所を現す時に緯度と経度で表すと正確だが覚えられない(どの辺りというイメージが湧かない)のと位置を表すには不正確だが、覚えやすいということと同じなのだろう。

    面白かったのは、今は使われなくなった星座の名前や各国の星座の名前。
    使われなくなった星座の名前の中で、言わば「ゴマすり系」の名前の星座が印象的だった。
    人がやることは、ある意味、今も昔も変わらないのか・・・。

    また、西洋以外の星座(星)の名前も興味深い。
    紹介されている例はわずかだったが、日本の場合では、「農機具」の名前が多かった。
    いろいろな国の星座の名前を対比してみrと、お国柄が出てくるのだろう。

    違う部分だけを強調してしまったが、当然、共通している部分もある。
    星を見て、考える事は、人間あまり大差はない、という事かもしれない。

  • 星座を構成する個々の星名までわかる優れた事典

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