Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本

著者 :
  • 講談社インターナショナル
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770041241

作品紹介・あらすじ

英文メールを書いていて「本当にこれでいいのかな…」と思ったことはありませんか?または日本語を英訳している際、辞書を引いてもどの単語を使ったらいいのか、迷ったことはありませんか?そんなとき、2つの簡単な方法を使ってGoogle検索してみましょう。ウェブ上に広がる知識が巨大なデータベースとなり、あなた専用の辞書にも、ネイティブ・チェッカーにもなるのです。ライティングに関する悩みを解消する、「目からウロコ」の画期的な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ダブルクオーテーションマーク("")とアスタリスク(*)。本書で述べられていることは、この二つの機能に尽きるといっても過言ではありません。

    ダブルクオーテーションマークで検索文字に制約をかけえ、アスタリスクっで制約に幅を持たせます。それによって、所望の検索結果が得られるとのこと。

    簡単に聞こえますが、結構な訓練が必要だと思います。検索したい対象に対して「どこまで制約をかけえて、どこの制約を外せばよいか」の判別が難しいからです。そういった意味では、英語初級者への提言ではないかもしれません。

    ただ、英語の検索を通して、現代人にとって必須のスキルと思われる「適切な検索力」も磨かれるかもしれません。
     

  • Sat, 01 May 2010

    WEB上は言語情報が満ちあふれている.
    現代の自然言語処理の隆盛は,WEB上の大量の文字コンテンツに負うところが
    大きい.

    しかし,この「情報」は機械学習屋さんだけのためのものだろうか?
    n-gram統計情報として扱って,そこから言語知識を得ることはできるが,
    もっと,個別事例単位でも,価値はあるはずだ.

    と,,,,いう文脈では,書かれていないが,要はそういうこと.

    普通に英語を書くときに,巨大な「用例データベース」として,WEBの情報を使いましょうということ.

    正直書いてあるネタは二ネタ.

    その1
    “How to write English ”
    のようにダブルクォーテーションで括れば,その記述したフレーズズバリが
    どれだけあるかがわかる.
    これの検索結果がどれだけあるかで,その用法がどれほどスタンダードなものなのか
    わかるということだ.

    その2
    “How to * English”
    のようにアスタリスクをはさめば,これが任意語として認識され,
    How to ほにゃらら English
    のほにゃららに入るいろんな用語をあててくれるのだ.

    正直,書いてあるGoogleテクニックはこの二つ.
    たしかに,この二つでも使いこなせば,いろいろアル!

    で,後半になると,ネタが尽きたのか,結構ふつうの
    英文ライティング本になってくる・・・

    「三単現のsに気を付けよう!」

    みたいな・・・

    まぁ,類書が少なく思うので,面白いと思うが,
    もう少し,内容をリッチにして欲しかったと思う一冊でした

  • 英語でメールとかチャットとかする機会の多い人というかアイセックの人とかめっちゃオススメです!

    googleの検索をうまく用いて英文のチェック、検索する方法が乗っています。

    今後英語ドキュメントをつくる機会が多くなったりすることもあると思うので、ぜひぜひみんな読んでみてください!

  • ●紹介
    googleを使った英文添削法を紹介。ネイティブでなければわからない微妙なニュアンスなどを、日本にいながらにして判断していくことができる、ネット時代の画期的英語学習法を指南する。
    ●要約
    ・知らない単語や表現を見つけたら、辞書や文法書で意味・用法を確認する。
    ・検索メモを作り、気に入った表現、役に立った表現などを書きとめる

    ・ニュアンスが日本人にはつかめきれない例
    「今後とも末永くお引き立ておねがい申し上げます」を
    We hope your custom forever and everと訳した。
    これはだめ。
    Your customはフォーマルなビジネス文書で「お引き立て、ご愛顧」の意味で、イギリス英語圏で使う。一方forever and everはごく親しい人への親愛の情を示す時の表現。それがごっちゃになっている。いうなれば、「これからもず~っと、お引き立ておねがい申し上げます」という珍妙な文章。
    しかしgoogle検索を使って、
    Thank you again and we look forward to your future patronageとした。よい。
    ・どういう検索法があるのか。
    ■フレーズ検索 “”
    ■ワイルドカード検索 *
    “rumor has it that * bankruptcy”とすると、*部分にいくつの単語が入ろうが、そこに単語の入る結果が出てくる。
    Google検索のフレーズ検索で人気度を調べていくとよい。

    たとえば、「良いお年をお迎えください」を
    Hope you have a great new year!
    と訳したところ、greatはいきすぎなんじゃないのと言われたが、good niceと入れて検索すると、greatが一番であることがわかる。英語では日本人が思うより激しい表現をこういう時には使う。

    ~についてのお問い合わせというもので、inquiry into かaboutかで悩んで、フレーズ検索でaboutにしたが、しかしワイルドカード検索も使うと、regardingが一番だということがわかる。前置詞を調べる時も、ワイルドカード検索は威力を発揮する。

    卒業おめでとうのメールを送るとき、
    Congratulationsとgraduationを何の前置詞でつなげばいいのかわからない。
    その場合、
    “Congratulations * graduation”
    で検索。するとonであることがわかる。そして、
    “congratulations * your graduation”
    とすると、onが正しいことがわかる。つづけて、
    “congratulations * your graduation and”
    とすると、つづけて何を言うべきかがわかって大変便利。

    検索機能を使うと、
    「この変化の原動力」は
    Driving force of this change
    ではなく、
    Driving force behind this change
    であることがわかる。
    「このジーンズはPETERSのブランド名で販売されている」は
    These jeans are sold under the brand name PETERS.となる。
    顕微鏡で観察したなら
    Observe cells under a microscope
    望遠鏡で観察したなら
    Observe stars through a telescopeとなる。
    Withも使えるが、それぞれの前置詞を使ったほうがイメージがより鮮明。

    <英英辞書>
    Longman Dictionary of Contemporary English
    Cambridge Advanced Learner’s Dictionary

    こんな表現がある。
    Former First Lady Barbara Bush is a handsome woman.
    Barack Obama is glamorous.
    えっ?
    Handsomeは女性、特に年齢の高い女性にも使い、立ち居振る舞いの美しさや健康美、りりしさなどを描写するのに使う。Glamorousは男女にかかわらず魅力にあふれている状態を示す。このように、和製英語と実際の英語の違いはたくさんある。
    濃いコーヒーはstrong coffee

    辞書に載っていない言葉を探すには。
    グーグル検索で、キーワードを「和英 調べたい言葉」とする。

    英文のビジネスレターを書くときは、日本語のサイトに載っている英文レター文例集を参考にできる。「英文レター 文例集 refund」とかとする。

    参考書籍:『カルチャーショック ハーバードVS東大―アメリカ奨学生のみた大学教育』

    短い文、強い動詞が文を引き締める
    Because he received a shock, he could not say a word.
    He was so shocked that he could not say anything.
    The shock made him speechless.
    The shock made him silent.
    The shock silenced him.
    の順に引き締まる。

    強い動詞には、表現したいものにレーザー光線をあてて、その輪郭を鮮明に浮き上がらせるような描写力がある。
    「止まれ」と彼は大きな声で言った。
    He said “stop” in a loud voice.
    He shouted, “Stop.”
    He yelled, “Stop.”
    He bellowed “Stop.”
    He shrieked, “Stop.”
    He screamed, “Stop.”

  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

  • 英語らしい文を作ってGoogle検索でよく使われている表現かどうかをチェックする「Google英文ライティング」による英作文を指南している本です
    内容は悪くなかった
    ただ、電子書籍版ではマーキングができず、とにかく不便で仕方がない
    それでも古本で再購入したくらいには良い本でした

    ポイントとしては、
    ・Google検索の使い方
    ・定説な前置詞の選び方
    ・和英+(英作文したい文)
    ・例)リサイクル法+law
    ・明解な英語かどうかのセルフチェック方法

    セルフチェック方法については、
    ・文頭の5語に下線を引く:情報の多さを判断する
    ・主語と動詞にマルをつける:近くにある、組み合わせは極力少なく
    ・語数を数える:少ない語数で具体的かつ明確に情報を伝える
    と簡単ながらなかなか強力

  • 最初の5語を見て、どれだけ少ない単語に多くの情報が含まれているかを確認する。主語と述語の関係が明確である事、
    「最小の語数で最大の情報を伝えている」事。

  • 普段当たり前のように使用している検索エンジンのGoogle。
    ただ、””と*を使えば紙の辞書にはない生きた英語までも検索できてしまう。
    Googleをアクティブディクショナリーとして扱うためにどのように検索すれば効率的かを記載した一冊。読んでしまえばなーんだ、だしそんなの当たり前だよと言われればそれまでだが、知らなかった僕からすれば心強いの一言。
    ボリュームもそんなにないですし、英語のライティングやコロケーションの理解を深めたい人にはちょうどよいのでは。

  • ふさわしい前置詞、形容詞、動詞の使い方の検索方法
    最終章は分かりやすい英文を書くルール
    主語と動詞が明確である
    最小の語数で最大の情報を伝えている

  • 英文書いてて迷ったら、ついついGoogle先生に聞いちゃうよね。そんなメソッドを本にしたらしい。しかし、すべてはGoogleに筒抜け。。。DuckDuckGoでも使うのかな。

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著者プロフィール

遠田和子(えんだ・かずこ)
日英翻訳者、翻訳学校講師。青山学院大学文学部英米文学科卒業。著書に『究極の英語ライティング』『英語でロジカル・シンキング』(研究社)、『Google 英文ライティング』(講談社)、『英語「なるほど!」ライティング』、『あいさつ・あいづち・あいきょうで3倍話せる英会話』(講談社 、岩渕デボラと共著)などがある。訳書に『Rudolf and Ippai Attena』(講談社、共訳)、『Traditional Cuisine of the Ryukyu Islands: A History of Health and Healing』(出版文化産業振興財団、共訳)ほか。著者ホームページ→https://www.wordsmyth.jp/

「2022年 『フローチャートでわかる 英語の冠詞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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