『ちびくろサンボ』絶版を考える

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制作 : 径書房編集部 
  • 径書房 (1990年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770500878

『ちびくろサンボ』絶版を考えるの感想・レビュー・書評

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  • もう25年前の本だが、今の日本にもあてはまる社会の愚かさがここにある。最後の岸田秀、竹田青嗣、瀧本昌久の座談会が大変なすぐれもの。

    ・アメリカでは『サンボ』という作品を一つの社会現象としてとらえざるをえない
    ・天野祐吉:差別というのは無意識の文化の型。空気。
    ・竹田:「サンボって言っちゃダメ」と教えるのは、こっちが優位であることを隠している。
    ・岸田:差別は自分の劣等感補償。
    ・竹田:一般化に対して具体化を持ってくると言うのが差別を克服していく原則。
    ・瀧本:「バカでもチョンでも」は1870年刊の『西洋道中膝栗毛」で出てくる。
    ・竹田:差別は速攻的に治るような問題ではないことを、まず認めなければどうしようもない。
    ・竹田:「ブラックイズビューティフル」は危険。部落民としての誇りも。民族の誇りも。

  • アメリカにおける黒人の問題を考えるには、アメリカにおける黒人の意見を聞くことが大切だと思われます。本書にも、何人かの意見が掲載されているので参考になります。
    「ドリトル先生アフリカ行き」も欧米では問題になり、日本ほど売れていないと聞いています。ただし、映画では「ドリトル」を黒人が主人公で作成するという一つの回答が出されています。
    難しい問題なので、正解はないと思います。議論の題材をいろいろ提供されていると理解しています。

  • パラパラ読み

    僕は『ちびくろサンボ』が大好きです っていうハリスさんの所がよかった
    彼みたいな人がだんだん増えることでしか差別はなくならないんだろうな と思った
    なんにしても 今すぐどうする みたいな簡単なことじゃない なんだって
    ただいろんな考え方の人がいるってことは常に意識していないといけない

    絶版にしたことが正解なのかどうかはわからない けどいいんだと思う

    にしても 差別じゃないと熱弁するひとたちの作者の意図を推測するために証拠を並べ立てる態度は好きになれないな

  • 絶版に際した差別関連の議論・意見は興味深く読んだが…

    意見の紹介ばかりという印象だったので途中でやめた←

  • 素晴らしいの一言。この本から学ぶものはたくさんあった。付箋だらけです・・
    私は「yellow jap」とかいう本があってもなんかあんまり気にならないなあ・・だってそこまで自分の「日本人」という属性にこだわってないから。そこで「民族の誇りを傷つけられた」なんて思わないし。そもそも劣等感があるからそう思ってしまうのであって、「なんだこいつjapって呼ぶとかアホじゃね」ぐらいの余裕を持ってればいいんじゃないかなと。彼らの価値観に絡め取られていてはいけないんだと思うなー。自分をマイノリティとして規定するのもなんだかなーって思うし。それは狭い範囲における他との同一化に過ぎない。

    そして「サンボ」がチベット?語疑惑が出ているらしくわらったwww私たちはいったい、何を大真面目に考えてきていたんだろうか。世界中の同音異義語を規制するつもりなんですか?ああ、可笑しい。

  • ちびくろサンボがなぜ絶版となったのかがよくわかった。
    差別って微妙な問題でむずかしすな??

  • 2005年6月4日

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『ちびくろサンボ』絶版を考えるの作品紹介

差別だといわれて絶版になった『ちびくろサンボ』。この本は本当に差別的な絵本だったのか? 自ら「部落民3世」と名乗る灘本昌久氏と、「在日の裏切り者」という竹田青嗣氏、そして「ものぐさ精神分析」の岸田秀氏の巻末の鼎談は、テレビ局や出版社の差別問題に関する教科書になっている。

『ちびくろサンボ』絶版を考えるはこんな本です

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