池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言

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著者 : 池上彰
  • 径書房 (2013年12月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770502209

池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言の感想・レビュー・書評

  • 反原発派の小泉元首相、細川元首相、城南信用金庫理事長吉原氏などや、東京工業大学の学生の意見など。

    個人で反原発に進めるなら、9電力の力を削ぐために電力自由化て新規参入した9電力と関わりがなく再生エネルギーのところに変えることからが必要かな。

  • 中身は違う池上氏の本でも書いてあったような内容。池上さん自身の意見も聞きたいものだ。右翼左翼の区別は曖昧になってきているんだなと理解。原発の議論はどこまで進んでいるのか?と思った。

  • 自然エネルギーを促進することで、地球環境問題にも貢献でき、エネルギー分野に新たな技術も生まれるはず。

    敗戦、石油ショック、大震災、ピンチはチャンス。必要は発明の母。
    原発を失ったら発展できないというが、満州から撤退しても日本は発展した。

    アメリカも原子力産業を日本に売りたい。だから小泉さんの原発ゼロはアメリカが言っているのではない。

    安倍さんの奥さんは家庭内野党で原発反対している。

    フィンランドはロシア恐怖症だから徹底的な合理主義で人口500万なのに、原発が4基もある。
    電力会社の圧力が大きすぎて、マスコミも動けない。

    小泉さんは本気に日本のことを考えている。サラリーマンじゃないから。

  • 城南信用金庫理事長の吉原毅氏の箇所を読んだ。右翼と左翼、保守と革新の本来の意味が分かって面白かった。

    以下、面白かったところの抜粋。

    政治とは、理想と共感、そして公共性です。
    いま、私たちの社会の最大の関心事はお金になってしまっているんです。やはりお金は麻薬です。
    私の定義では、サラリーマンとは「お金に頭をやられている人」です。
    人間には、「流される人」も、「自ら世界を切り拓く人」の2通りあります。
    目に見えるのだけを見ている人間なんて、ちゃちな〝子供〟です。
    畏れとか、敬意とか、配慮とか、そういうものがあってこそ、初めてまともな人間になれる。現代人はそれを忘れているんです。
    左翼とは、自分さえ良ければいい、あるいは自分の考えが絶対的に正しいという人たちなんです。
    保守主義は、「独善に陥りがちな考え方を懐疑していかなければならない」というところから生まれているんです。
    人間は、他人との関係性のなかで、目に見えないものに囲まれてようやく存在しています。このようなシステム論的で、かつ相互依存的な危うい世界のなかで、人間は、見えないものに心を寄せ、伝統を大切にすることによってようやく存在を保っている。そう考えるのが保守主義です。
    自由経済は保守ではありません。
    重要なのはイデオロギーではなく、プラグマティズムです。プラグマティズムとは「理想にとって意味のないことはやってもしょうがない」ということ。自分なりの理想をちゃんと持って、それをもとにどういうふうに生きていくかを決断していくこと。それこそがいま、私たちに必要なことです。お金とか損得でフラフラしながら生きることのは止めることです。

    あとがきの話しも。
    柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会、賛成派も反対派もいる。「君の意見に賛成はしないが、君がそう考える気持ちはわかる」と酒を飲み交わす仲になったらしい。

  • 尾崎行雄 人生の本舞台は常に将来にあり
    1900年 産業組合法で信用金庫、農業協同組合、そして生活協同組合の前身がうまれた
    農協、生協、信用金庫は、株式会社や財閥に対抗して、地域の人々の幸せのため、みんなが幸せになれるように働く、という理想の志をもって生まれた

    電気の空調をガスを使ったGHPに変えた 電気の1/10の省エネ ガスヒートポンプ

  • 表題ほど小泉さんプッシュになってはいないけど…原発に関するこれまでの在り方がコンパクトにまとめられてて良い。とくに「オンカロ」に関する記事は、知らなかった自分が恥ずかしい。ゴミは自分で始末できなくては、ね。

  • たくさん問題提起されててよかった。
    原子力発電のことが分かる解説書ではなく、原発ゼロに賛成するいろんな人の意見を載せた本。
    オンカロや電力大量消費社会への疑問など、自分の中で様々な角度から問題提起ができた。
    ただスペシャリストに近づけたって感じではない。これから期待してて!って感じかな。きっかけ作りによかった。

  • 池上彰の「分かり易い」という良さが出た一冊。
    一見素っ頓狂な発言にも思える小泉発言から、原発への考え方をまとめており、小泉発言の根元には何があるのか、というのが非常に分かり易い。

    一方で、これを読んで納得しておしまい、ではなく、具体的なアクションや、更に深堀して考える、といったことが読者に求められていることを理解すべきでもある。導入で終わっては意味が無いのだ。

  • 小泉元首相の「原発ゼロ」宣言が話題になっている。しかし、小泉さんは最近になって急に言い出したものではなく、3・11以後、徐々にこの路線へとカジをきってきた経緯があるそうだ。ぼくの家では『毎日新聞』をとっているから、小泉発言をとりあげた山田孝男さんの「風知草」(なんと読むのか?)を読んで「へえ~」と思ったことがある。フィンランドの使用済核燃料処理場オンカラを、原発推進派の人たちといっしょに見学したあとだったから、よけい説得力があると思った。池上さんは、小泉さんには直接取材していないが、かれの発言を時間列にそって集め、その変化をたどるとともに、山田孝男さんはもちろん、今話題になっている細川元首相へのインタビュー、信用金庫として最初に脱原発の声をあげた城南信用金庫の吉原理事長、元三菱銀行取締役NY支店長の末吉さんのインタビューを合わせて載せている。取材は細川さんが東京都知事に立候補する前であったから、本書の出版はとてもタイムリーである。東京は日本の首都で多くのエネルギーを使っているから、エネルギー政策は国の管轄だから東京都は関係ないとは言えない。細川さんの立候補は、現在やや下火になった脱原発の運動をもう一度高めることになるだろう。ただ、細川さんが「安部首相が日本は原発問題があるからオリンピックを辞退すると言ったら、日本の評価はもっとあがっていた」というところは、今度の選挙で相手からつっこまれる点かもしれない。ところで、ここに出てくる吉原さん、それに末吉さんは信用金庫の理事長、銀行マンである。金融がなぜ脱原発を唱えるのかと疑問に思う人がいるかもしれないが、吉原さんには信用金庫は地域のためにという高い理念があるし、末吉さんには自然エネルギーは新たな需要を生み出すという理念があることだ。(これは孫正義さんの主張でもある)目先のことばかり考える経済界の中で、こういう声がもっとあがってほしい。 

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池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言の作品紹介

テレビ、新聞で報道され大きな話題となっている小泉元首相の「原発ゼロ」発言。保守本流、原発推進であるはずの自民党元党首がなぜ、いま、「原発ゼロ」なのか?多くの憶測が飛び交うこの状況を、ジャーナリスト池上彰が読み解きます。小泉元首相は、いつ、なぜ、「原発ゼロ」に変わったのか?視察に行ったオンカロとは?読売新聞との論戦の内容は?政界、財界への影響、日本のエネルギーの未来を、豊富な知識のもとに解説します。

池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言はこんな本です

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