うつの人の風呂の入り方: 精神科医からの「自分で治すための」46提案

著者 :
  • 晃洋書房
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本棚登録 : 53
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771028746

作品紹介・あらすじ

長年、うつ病治療にたずさわってきた著者だからこそ書きえた「うつ病治療奥義-人知れず治す方法」。5本指靴下からヒートテックまで。歯の磨き方から眠りにつくまでの方法まで。具体的に示した『うつ病を一瞬でよくする魔法』の数々。

感想・レビュー・書評

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  • 個人的にタイトルにひかれて手に取ってしまった一冊。
    うつの人、お風呂入れないこと多い気がするけどうつ病の人にアンケートとって統計結果まとめたのかな?と予想してみましたが全然違いました(笑)

    精神科医の著者によるうつにならない、あるいは軽快するための1日の行動についてまとめた本です。
    個人的に実践してみたいな、と思った3点をご紹介。

    ①「考えても仕方のないことは考えない」
     →仕事上、「考えなければいけないこと」は具体的に考える。
      例えば資料作成の締め切り、利用目的、上司の求める完成レベルとそのために必要な情報とTO DO。
      一方で、「考えても仕方のないこと」は思考から排除し、目の前の作業に全集中する。

    ②60点主義で乗り切る
     →うつの人は常に100点を目指し勝ち。けれど実際の仕事は常に80点を出し続けるのも難しい。
      初めから目標を高く持ちすぎず、「60点の自分」を許容できるようになると生きやすくなる。

    ③日常生活をルーティーン化する
     →うつの時はエネルギーの消費を極力抑えるべき。
      ルーティン化することで選択を減らし、タスクが明確化されて小刻みに区切ることができるため心理的な圧迫が軽減される。

  • うつ治療中なので、参考になればと読んでみた。46個の提案が箇条書きされているのかと思ったが、診察室でゆっくり会話をしているような文章で、脱線も多く、うつの人が読むのはちょっとしんどいかも。休職までいかない軽いうつの人向け。タイトルの「風呂の入り方」も、特別な入浴法が説明されているわけではなく、風呂は入った方がいい、無理ならシャワーだけ、シャンプーがしんどいなら流すだけでも、っていう話だけだった。一番の協調ポイントは、ごちゃごちゃ考えず目の前のことに集中する、ということかな。マインドフルネス、ですね。

  • ◆考えても仕方のないことは考えない。目の前のことに集中する。
    ◆腹八分目(身体が軽くなる)
    ◆60点や40点の自分でも許容する

  • 数年前のどん底期にこんな本があったらよかったなあ。
    今でも十分参考になるし、何より楽しく読めましたがね。

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著者プロフィール

1957年、高知県生まれ。精神科医・医学博士。ユング派分析家。2004年 河合隼雄賞(日本箱庭療法学会)受賞。メンタルクリニック オータム院長。1985年、高知医科大学卒業後、1993年からチューリッヒ・ユング研究所に留学、1996年、卒業。1997年より京都文教大学臨床心理学科で臨床・研究も行ない、2019年クリニック開業。著書に『さまよえる狂気:精神学からの提言』(創元社)、『人はなぜ傷つくのか』(講談社選書メチエ)、『写楽の深層』(NHK出版)、『うつの人の風呂の入り方: 精神科医からの「自分で治すための」46提案』(晃洋書房)などがある。

「2023年 『60歳うつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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