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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772000987
感想・レビュー・書評
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図書館から借りてきて、返すのに間に合わなくなりそうなので、かなりスピード上げて読んでしまった。
レヴィナスの哲学内容と、ユダヤ教との関係は微妙によくわからない。というか、ユダヤ教自体がユダヤ人専用の宗教だし、我々はその中身をよく知らない。
この本で少し触れてみた限りでは、どうも我々になじみ深い新約聖書とは非常な隔たりがある。あの寛容さは、タルムードには存在しない。
誰か他人を怒らせた場合、許しを乞い受け入れてもらえない限り、罪は消えないという。この厳しさは独特のものだ。
レヴィナス哲学との関連で言うと、「魅惑の魅惑」とか「自己の有責性」といった、彼らしい概念もこの本には出てくるけれども、深い部分でレヴィナス的倫理とユダヤ教のつながりはいまひとつわからなかった。
ユダヤ教やタルムードについて基礎知識を持つことができたら、もう一度この本をゆっくり読んでみるといいかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示