このにおいなんのにおい

著者 :
  • こぐま社
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本棚登録 : 241
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784772101165

感想・レビュー・書評

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  • ‘におい’が紙で表現されている。
    アイディアも表現もピカイチ。
    個人的に柳原良平さん作品の傑作だと思った絵本。

    【ママ評価】★★★★★
    柳原良平さんの表現の真骨頂。
    すごい。
    抽象的なモノを非常に上手に表現される作家さんだと思っていたけど、本当に表現が面白いし的確。
    今回は‘におい’。
    形も色もなく、キングオブ抽象的なものといってもいい。
    波なみ感ある形で漂うにおいが表されているのは割と想像がつくけど、モノ自体の色や柄でにおいを表現する絶妙さがとっても面白かった。
    最初は何のにおいかわかりやすい色と柄。
    次に出てくるのは何のにおいかわからない、想像力が掻き立てられる色。
    しかも、においが混じり合わない程度に絡みあう感じも‘におい’のイメージにピッタリで上手いな〜と。
    柳原良平さんって、確立した世界観を紙で表現する方と思っていたけど、表現のレベルとセンスがめっちゃくちゃ高い方なんだと痛感させられた。
    今まで侮ってしまっていて、なんだかすみませんでした。

    【息子評価】★★★
    息子の反応はまずまず。
    におい?なんのことやら、という感じかも。
    もちろんにおいは日常的に嗅いでいるとは思うけど、それを「におい」という言葉だとまだわかっていないと思う。
    何について描かれているかわかると、とっても面白い絵本だと思うけれど、なんとなく見て楽しむとなるとそんなに面白くなかったのかも。
    色合い豊かでパラパラ見ても楽しそうに思ったけどな。
    1歳9ヶ月

  • これなにかな?と聞くとたくさん答えてくれました。十円玉を見て、おかねー! と言っていました。おさかな、プールに特に反応していました。

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  • 図書館で借りて読み。
    柳原良平の絵が好きなので。

    においのイメージがちゃんとそのもののにおいになってるところがいい。6歳児が「さかなだよ」と言っていたらほんとに魚のにおいだった。

  • 色々なにおい。
    食べ物、外、お店、お父さん、お母さん、自分。

    においが帯状になっていて、においのもとが色に表れている。
    においを想像すると楽しめそう。

  • においだけでも
    日々の生活にた~くさんあるんだなぁ!

    いろいろなにおいにワクワクするねっ!

  • ちょっとページ数が多いかな?と思いました。子供の反応もそれほどでもなく、読んでる大人も飽きてしまう。四季の部分はいらないかなぁともおもいました。

  • 思わずたっつぃーのにおいをくんくんしてしまいました。

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著者プロフィール

柳原良平 (1931~2015)。東京生まれ。画家、イラストレーター、絵本作家。1954年京都美術大学(現京都市立芸術大学)卒業後、寿屋(現サントリー)宣伝部に勤務。テレビCFのキャラクター“アンクルトリス”を創案。その後フリーになり、毎年横浜で好きな船をモチーフに個展を開いていた。2013年第6回海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰受賞。

「2017年 『貨物船のはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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