さるのオズワルド

  • こぐま社
3.52
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本棚登録 : 480
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (49ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772101462

作品紹介・あらすじ

あるところにいっぴきのちっちゃなつるがいて-おっとまちがい、さるがいて、なまえをオズワルドといった。こんなおかしな調子ではじまるオズワルドと仲間たちの物語。主人公のオズワルドは、小さくてもあいきょう者。仲間のさるたちと毎日たのしく暮らしていました。ところがそこへ乱暴でいばりやのボスざるがやってきて…。声に出して読んでこそ面白さを堪能できるユーモアいっぱいのお話です。わらってわらってそして最後は胸に何かが残ります。

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすくさるの世界を描いてるけど、結局それは人間社会でも同じ。かと言ってそこまで図々しさは感じないのは絵のタッチのおかげかな。皆んなが不満を持っていても行動に移さないと何も変わらない。行動するば何かが変わる。オズワルド、頑張った。

  • 2023/09/07読み聞かせた。
    「おっとまちがい。」が面白いので、そこを読み違えてしまったところでこの本のおもしろさを伝えきれなかった。
    読み間違えないように練習の必要な本。

  • おっとまちがいは新しい

  • まあまあ

  • 2022年度5月 お昼の読み聞かせ

  • 言いまちがい、を楽しむ本。翻訳なので日本語にすると少し違和感があるところも。そして大人には多少くどく感じる。
    家庭向き。
    〜低学年。
    さる、言葉遊び、仲間

  • 翻訳家の松岡享子さんが2022年1月25日に86歳で亡くなったと新聞で見た。それでこの本を手に取った。

    「オズワルドは、ときどき まめを にる――
    おっと まちがい、ゆめを みる。」
    この「おっと まちがい」はそれぞれの見開きに、なんと合計21回も出てきて、すべて赤い文字で書かれている。
    ところで、デンマーク人の作者の原文はどうなっているのだろうか?まさか「豆を煮る」なんて本当に書いているなんてことはないと思うけれど。
    と言うことは、日本語で書かれた言い間違いは、翻訳者の松岡享子さんのいわば“創作”で、この日本語版はつまり原作者と松岡さんとの共作と言ってもいいと思う。

    でも、「おっと まちがい」が21回も出てくると書いたけれど、たった1か所だけ、これが出てこない見開きがある。
    それは「ところが、あるとき、」という文ではじまる見開き。そこでは、オズワルドがそれまでの日常を打ち破るかのような意外な行動が描かれる。
    そして、ここからは、曲でいうところの“サビ”のような展開になる。

    この絵本が最初に出版されたのは1947年のコペンハーゲン。
    第二次世界大戦の動乱が過ぎ去った直後の世相を映し出したと思われるデンマーク人による絵本は、そのまま今の日本の世相にも通用すると思われるような、時代や世代を超えた普遍性が見える。
    ブームのように日本で最近多く発行されている、いかにも子ども向けの絵本とは一線を画すような、子どもに読み聞かせる大人にとっても読書に値する一冊だ。

  • 童話館からの配本。

    ページをめくるたび、ちょっととぼけた「おっとまちがい」に、わが子、大笑い。
    最後は、オズワルドの勇気に拍手。

  • 人生、楽しんだモン勝ちです。

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著者プロフィール

エゴン・マチーセン

「1965年 『あおい目のこねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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