- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772101578
作品紹介・あらすじ
ひょんなことから、友だちのがまくんが、カエルのくせに泳げないのを知ったかろくん。どうしたら泳げるようになるかと、水泳の特訓方法をいろいろ考えますが…。水の苦手な子はきっと共感することでしょう。
感想・レビュー・書評
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仲良しのかえるの、がまくんとかろくんが、毎日なんやかんやで遊んでいたら、ひょんなことから がまくんがカナヅチであることを、かろくんが知り
どうしたら泳げるようになるかな? と色んな方法を試して特訓するお話
がまくん、ほんとにおよげないのっ と驚きながらも、真剣に悩みに取り組むかろくんの表情や、提案された訓練内容にこれまた真剣に取り組むがまくんの、ふたりの友情が熱い物語です
かえるが泳げない、という個性を笑ったり馬鹿にしたりというシーンが全くないのが安心できます
しかし訓練の方はなかなか上手く行かなかったり、邪魔が入ったりと大変で、でも泳げた! となった瞬間の がまくんの泳ぎぶりが、すごくカエルらしい姿でほっこりします
あと、訓練の邪魔をしてしまう かろくんの妹のキャラ立てが(個人的な感想でアレですが)自分の幼少期に重なってしまって、その面でもしみじみしてしまう物語でした
ついでに言うと、自分ちにいたカエルのぬいぐるみとがまくんがそっくりだったので、がまくん頑張れ! という気持ちがより高まってしまいました
ましかくの絵本の版形に、使われている色が がまくんの黄土色とかろくんの薄緑色なのも、ミニマムでデザインに優れていて、グッズが欲しいな~なんてことも思いました カエルもいいですよね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
苦手なことがあっても、それをバカにしたりせず親身になって手助けしてくれる友だちがいるってのは心強いことだ。それだけで勇気が湧くし、頑張れると思う。この絵本を読んでるとそういう友人の大切さとかあたたかさをしみじみと実感する。
たぶんだけどがまくん的には「泳げなくてもいいかー」くらいに考えてた気がする。でも友だちのかろくんが泳げるようになるために一所懸命方法を考えてくれて、がまくんはそれが嬉しくて、その気持ちに感化されて、自ら泳ごうって気になったんじゃないかな。
地上でブランコに乗って泳ぐ練習をしてがまくんの後ろ姿にはそういう彼の気持ちが(コミカルに)表されていたと思う。
だから最後に泳げるようになったのは物語の要請として必要なことだし、読者としてハッピーな気分になるけど、別に泳げなくてもがまくんもかろくんもハッピーだったと思う。この絵本で描きたかったテーマは地上でひとりブランコに乗ってる泳ぐ練習をしているがまくんの姿に十分表れていたと私は思うから。
かろくんの妹の無邪気さとか、がまくんのお父さんの軽い感じも良い。こういう時って必要以上に心配されたりするのも本人からは辛いものだからそのニュートラルな態度も読んでて気持ちよかった。かえるも良いですね。
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0歳6ヶ月
結構長いストーリーでまだ早かった
大きくなったらまた読みたい -
弟が大好き。
できないことを練習して習得する過程が描かれている。邪魔者もいるし、トラブルもある。
子どもたちができないことがあったらまたこの本を読んであげたい。
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中古購入
馬場のぼるさんの絵は
かわいらしい絵柄と色が好き
話の内容はわりと普通なんだけど
まだ下の子は泳げないので
小学校プールが始まったら
また読み返してくれるかなって
期待を込めて買うことにした
自分で努力する事と
友だちを応援する事が自然とできますように -
大人が読んでも楽しめる!
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かろくんとがまくんが川へ泳ぎに行くけれど、実はがまくんは泳げなかった。
泳げないがまくんを泳げるように、とかろくんはがまくんを紐で吊って川の中を泳ぐ練習をさせるけれど、そこへ小さい子がやってきて自分も入れてと飛びついたためがまくんは水の中へ…。
その後、がまくんはブランコで泳ぐ練習をする。
それを見てかろくんは川の近くの木にブランコの要領で紐を吊ってがまくんの練習を手伝う。
すると、ブランコの紐が切れてがまくんはまた川に落ちてしまう。
でも、今度はちゃんと泳げているのだった。
「かろ」って何だろう。 -
カエルのがまくんとかろくんのお話です。泳げないがまくんがかろくんと力をあわせて泳げるようになるまでを描いています。
カエルなのに泳げない設定とパクりのような作品の感じに疑問を感じてしまいました。また、読み始めると意外とお話が長くて途中でトゥーゴが飽きてしまいました。
あまり好きなタイプのお話ではないですし、読むとしてももっと月齢がいってからのほうがよかったなと思いました。
(10ヶ月) -
ストーリーはまだ理解できていないみたいだけど時々もってくる。 2009.1
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馬場のぼるさんの本。こんな友情があってほしいなぁ・・・。