- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772101745
作品紹介・あらすじ
ジェニーは、4歳の女の子。明日は、弟の誕生日です。ジェニーは、プレゼントに「こねこのチョコレート」を買いますが、その晩、おいしそうなチョコレートのことばかり考えて、眠れなくなってしまいます。長い間お話会で語られ、子どもたちに愛されてきたお話が、初めて絵本になりました。子どもたちの共感を呼ぶ、心あたたまる物語。
感想・レビュー・書評
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いつもの図書館の特設コーナーにあった、この絵本、はて何のテーマと思ったら、バレンタインか!
もう、二月も間近なんですね。ついこの前までお正月かと思っていたら・・一日一日大切にしよう。
四歳の女の子「ジェニー」は、明日三歳になる、弟「クリストファー」のために、こねこのチョコレートを買い、それを自分の部屋のタンスの中に隠しておきます。
そして、その晩、ジェニーはなかなか眠れず・・・うん、分かるよ。弟がどう反応するのか気になるんだよね、と思っていたら・・そっちか(^^;)
確かに絵を見ると、これ見よがしに、ねこのチョコたちが「おいで、おいで」と手招きしているかのようで、あ~あ、行ってしまったか、思わず、お空の三日月さんも、あちゃー顔だよ。
でもまだね、そこで留まれば大丈夫だからと思う間に・・ただ、こういうときの、お子さんの理由付けの発想力には凄まじいものがあり、怒りたくなるというよりは、微笑ましく感じられる。
ただ、クリストファーの悲しみを考えるとな、と思っていたら、最後の最後に、まさかのスペシャルプレゼントが待っていて、弟の誕生日をテーマにしながらも、家族愛の素晴らしさを教えてくれる作品でした。
まあ、裏表紙のチョコを見ると、私なら、あまりの可愛らしさにもったいないと思ってしまうけど、お腹の中でひとりぼっちでいる、こねこが気になってしまう、その健気な思いもグッときますよね。 -
表紙にはお菓子屋さんでおかしを買う
女の子・ジェニーの姿が描かれています。
確かにジェニーは
チョコレートのおかしを買うのです。
ここまでは表紙から容易に
想像できるのですが、その先は
絵本を開いてびっくり!
ジェニーの気持ちもよくわかりつつ、
最後のオチがふんわりとやさしくて
ホッとします。
挿絵がお話の雰囲気によく合っていて、
ジェニーたち家族の暮らしぶりも
絵から伝わってきます。
タイトルに「チョコレート」とありますが、
バレンタインのお話ではないので
季節を問わず読める絵本です。
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「ダメだよ〜ダメだよ〜〜」っていう、読み聞かせの子どもたちが叫びそう(笑)
ティブル、グッジョブ! -
ジェニーは4歳の女の子です。明日は、弟のクリストファーの3歳の誕生日です。ジェニーは、お母さんとプレゼントを買いに出かけ〝8個入りの仔猫のチョコレート〟を買いました。けれどもその夜、おいしそうなチョコレートのことばかり考えて、眠れなくなってしまいます。「箱の中には、8匹の仔猫がいるのよ。あたしが一つくらい食べたって、クリストファ-は気にしないと思うな」 とうとう、ジェニーはベッドを抜だして・・・。チョコレートの誘惑に勝てなかったジェニ-、そんなジェニーを囲む家族の優しさに心癒される絵本です。
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ストーリーテリングを聞いて知った絵本。
ストーリーテリングで十分素敵なイメージを持ったけれど、大社玲子さんの絵の絵本もさらに素敵でした。
主人公のジェニーの歳の、4歳ぐらいからおすすめ。 -
今日はバレンタイン♥
大切な人の喜ぶ顔を見たい日。
ジェニーはクリストファーに喜んでほしくて、
おこづかいでチョコを買いました。
だけど、朝になったらジェニーの泣き顔。
最後はみんなで笑顔になれてよかったね。 -
(2016年7月)
図書館で借りて読み。
チョコレートを食べてしまうところで、5歳児が「だめだめだめ!」と言っていたのが我が子ながらかわいかった。
結局食べちゃったけどさ、でも自分のお小遣いでプレゼント買おうなんて、いいお姉ちゃんなんだねー。
(2020年1月)
そろそろバレンタインだしな、チョコっぽい本でも借りるか、と思って借り。
途中まで読んだところで飽きた1歳児Wがポイっと投げてしまった。
9歳児F自分で続きを最後まで読んで「なくなっちゃったんだよ、全部食べちゃった」と言っていた。
最近はしっかり読めるようになってきたなあと母はうれしい。 -
再読。全部食べちゃう気持ち、わかるよわかる。
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娘が2年生の時に読んで、チョコを食べてしまうところで「はっ」とした顔が忘れられません。気持ちが入ったんでしょうね。
第2弾のご報告、ありがとうございます(^^)
ミニの缶は、黄色の錨を持った猫の絵でしょうか。確かにチョコの味は...
第2弾のご報告、ありがとうございます(^^)
ミニの缶は、黄色の錨を持った猫の絵でしょうか。確かにチョコの味は、濃いというよりは優しい感じでしたね。デザインも可愛いですし♪
それから、猫のおうちもお揃いで嬉しいです(^o^)
そうそう、是非猫の本、読んで下さいよ(=^_^=)
といっても、人気あるんですね。町田さんは分かるとしても、本書は割と渋い作品だと思っていたから、凄いですよね。
私の場合、いつもの図書館の、特設コーナーに無かったら、おそらく出会えなかったと思うので、図書館に感謝ですし、私も猫の絵本、どんどん読んでいきますよ!
ベストユーザー賞のメッセージは、なおなおさんも届いたのならご存知でしょうが、受賞の喜びをTwitterで教えて下さいとあり、私はTwitterやらないので、ああいう形で失礼させていただきました。『お互いに』の部分に、なおなおさんとの友情を感じられて、とても嬉しいです。
私も、お互いに…おめでとうございます。
そして、なおなおさんのお勧め本、いつか必ず読みます。ですから、もし良かったら・・私の好きな本も、いつか手に取って息子さんと読んで下さると、とても嬉しいです。
そういえば、五年日記書かれているのですね。私なら絶対続かないだろうなと思ったので、尊敬します。ステッカー難しいですよね。結局、貼らないで一生終えるのなら、どこかに貼ってあげたいという気にもなりますが、とりあえず、今のところは、読書優先で保留ということで(^^;)
ああ~、なんか分かる気がします。
でも、人間ですから、そういうのあっても、全然おかしくないと思いますよ。人気があって評価が高いのと、その人の琴線に触れることは、決してイコールでは無いと思います。
あ、文面から、明日図書館に行かれるのですね。素敵な本に出会えるといいですね♪
私は、昨日借りてきた本達を、読みまくります(^^)
ご無沙汰してしまいました。
唯一残っていたゴンチャロフの缶チョコ(オレンジ色の一番小さいのです)も食べ切り、お口が寂...
ご無沙汰してしまいました。
唯一残っていたゴンチャロフの缶チョコ(オレンジ色の一番小さいのです)も食べ切り、お口が寂しいものです。
たださんオススメの本はいつも行く図書館にないものでした。でもどこか他の図書館で見つけたら読んでみます!
5年日記のことなのですが、2年目に入りましたがいい加減なものですよ。1、2ヶ月空欄のままもあります。それはそれで忙しかった、面倒だったのだという記録として良しとしております^^;
そして私だけじゃなくて家族にも書いてもらっています。例えば先日で言えば、息子の誕生日にじいじばあばにお祝いメッセージを、息子本人にはお礼の言葉を強制的に書かせ記録にする、みたいな^^;あとはシールもイラストも何でもアリな楽しいものにしたいですね。
ブクログからいただいたステッカーはやはりココに貼るとして、まだやっておりません。大切なシールほど、貼るのに勇気がいるもんです^^;
例の読み進められなかった本はやはりあの後返却しました。合わないものってありますね。今日は息子の学校の図書室で、本と対面してきました(親も借りられるんですよ〜)。どこの図書館や図書室もそれぞれ本の配置やレイアウトや本ナンバーが違い、またオススメ本やPOPなどを見るのも楽しいものです。
時の経つのは早いもので、私はあまり意識してなかったのですが、そういえば、もう3月ですものね。いつ...
時の経つのは早いもので、私はあまり意識してなかったのですが、そういえば、もう3月ですものね。いつまでも猫の日の本、読んでる場合ではありませんね(昨日、ようやく終わりました^^;)
本、探して下さったのですね。
ありがとうございます。
無理のない範囲で大丈夫ですから。
5年日記、ご家族の思い出の記録のようで、素敵だなと感じました。
シールやイラストも、賑やかで楽しく感じられて、続けたくなりますし、空欄も後から振り返って、理由が分かるという発想、素晴らしいと思いました。
おそらく、私も確実に毎日は書かないと思い、その時に、自己嫌悪に陥るのが嫌で、最初から書かないのですが(面倒くさいのもありますし、私にとって、ブクログの感想が日記みたいなものなので)、この発想は良いですね。
学校の図書室、懐かしいですね。私は、小学校の時の記憶が鮮明でして、本来ならば、勉強に関するものや古典文学を読むべきなのでしょうが、それ以外の本に興味があったようで、「ゲド戦記」や「シャーロック・ホームズ」を読んでは、こんな物語もあるんだと感じました。
それにしても、親も借りられる学校の図書室、素敵ですね。
そこにしか無い本でしたら、嬉しいでしょうし、本をきっかけに、親子で新たな交流ができるのも、いいと思いました。