- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772190664
感想・レビュー・書評
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西巻かやこさんの講習会で気になっていた本。
やはり絵描さんの気持ちが強い人。
子どもの描く絵は素晴らしい。そこを伸ばしてあげられたらなぁと共感しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵本を描きつづけて50年
『わたしのワンピース』の西巻茅子による初のエッセイ集
東京芸大を卒業して、子どもの絵の教室を始める
長新太、田島征三の絵本を見て絵本を描きたいと思い、リトグラフを学ぶ
こぐま社からのオファーで、初めての絵本『ボタンのくに』を出版する……
幼いころの記憶から子育てを通じて感じたことまで
絵本づくりを支えたあれこれをパッチワークのように集めた一冊
神奈川近代文学館の企画展
「『わたしのワンピース』50周年
西巻茅子展―子どものように、子どもとともに」
2019年9月23日(月・祝)まで開催中
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/9800/ -
胸がキュッとなるような懐かしさと大人の寂しさ。
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2017.11月。
西巻さんの講演会の前に。私が大好きだった絵本『まこちゃんのおたんじょうび』や『わたしのワンピース』の西巻茅子さんが、絵本作家になるまでとなってからのこと、幼少期のこと、子どものことなどを綴ったエッセイ。絵を描くのが好きなんだなあということがすごく伝わってきた。この方は生粋の絵描きさんなんだなと。実際にお会いしたら、絵本のイメージと違ってはっきりしたユーモアのあるとてもおもしろい方だった。西巻さんの絵本、全部読みたくなった。「子どもなら誰でも絵が描けるのに大人になると描けなくなる」と。自分もそうだしそれがコンプレックスだったからよくわかる。息子には今のままで自由に好きに絵を描いて欲しいなあ。 -
子どもたちはみんないい絵が描けるということ、無文字時代こそが心を豊かに育てる大切な時期だというところが特に心に残った。私は、壁や床にいたずら書きして欲しくないのと、ペンを持たせるのが危ないという理由で、子どもたちにお絵かきをほとんどさせてこなかった。後悔。これからは自由に描ける機会を作ってあげようと思った。そして、私もいっしょに描きたい。
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「わたしのワンピース」の著者、西巻茅子さんのエッセイ。子どものアトリエを始めたこと、絵本作家になったいきさつ、絵本ができるまで、幼少時代の記憶、我が子のこと…ひとつひとつが短く、やさしく、読みやすい。
「心の奥底にある人間の基本の感覚を呼び起こして描く」「無文字時代こそが心を豊かに育てる大切な時間」
絵を描く楽しみ、小さい頃ワクワクしていた感覚を大切にしている著者の思いが伝わってきた。
絵だけで語る絵本「あおくんときいろちゃん」の話はなるほどと思った。わたしのワンピースもそうだなぁ。
理由なくワンピースの柄が変わることに出版社から意見があって、西巻さんは理由付けはしたくないと譲らなかったというエピソード。大人に理解されなかったけれど、子どもたちが喜び、絵本が手に取られ続けられたということ。心に残った。
私も子ども心を呼びさまし、絵を楽しみたい。
子どもにもその楽しさを教えてあげたい。
そう思った。 -
デビュー50周年となる西巻さんの絵本に関するエッセイ。
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西巻さんの語り口調が聞こえてくるよう(=^x^=)。永く愛され続ける西巻さんの絵本誕生背景や、子どもたちの無垢で素直な特性の尊さがとても読みやすくまとまった一冊。にしまきかやこさんの絵本を全部みたくなった。2017/04教文館さんにて50's展開催。