本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772405607
作品紹介・あらすじ
摂食障害は、パーソナリティの病理であり、患者を治療するためには、そのナルシシズム的な自己愛世界の病理を鍵概念として理解する必要がある。本書は長年、重症の摂食障害患者に接してきた著者による、摂食障害患者との乱闘の記録であり、また、摂食障害の心理療法において、著者自身がその理論と技法を深化・強化してゆく治療過程の記録でもある。第1部では、個人病理の理解のための基盤としてクライン派精神分析による病理の理解と解釈を解説、実際の臨床に応用してゆく手だてが述べられる。第2部では、より具体的な心理治療とその枠組みが示されている。逆転移の解釈やパーソナリティの分割、抑うつ不安にも焦点を当て、重症の患者へアプローチするための新しい介入技法が展開されている。
感想・レビュー・書評
-
(力動的)精神分析には明るくない僕がお薦めされた一冊。摂食障害の病理を縦糸として、対象関係論的アプローチの解説を横糸ととして編みながらいくつかの事例を通して理解を深めていける一冊。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示