- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772409834
作品紹介・あらすじ
認知行動療法は、世界的に見るならばメンタルヘルスの領域においてもっとも有効な介入方として広く用いられている。わが国では認知行動療法の導入が遅れていたが、近年に至り関心が寄せられるようになり、幅広く活用していこうとの動きが高まってきている。本書では、まず認知行動療法の理論とその歴史的発展、最近の動向を概観した上で、アセスメント、機能分析、ケースフォーミュレーションの手続きについて詳しく解説する。続いて、長く実績を積み重ねてきた治療者たちによる、強迫症状、パニック障害、うつ病、摂食障害、統合失調症等といった病態別の介入の実際を紹介する。さらに、ストレスマネジメント、ADHDの子を持つ親訓練、EMDRのプログラムなど、日本での臨床実践に基づいて発展してきたプログラムについても詳述している。認知行動療法に必要な理論について深く理解できるだけでなく、第一線の治療者たちによる日本の臨床現場における認知行動療法の実際を知ることができる、理論と実践の橋渡しをする1冊である。
感想・レビュー・書評
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認知行動療法の入門書・教科書的な位置づけの本。
編者は認知行動療法の著作が多く、放送大学教材も書いていた方なので、簡潔に必要な内容をまとめている。
内容については、1部で、簡単な行動療法や認知行動療法の違いやそのほかの方法や歴史について述べている。
2部では、患者との関係や思考や行動や機能のアセスメントやケースフォーミレーションについて述べている。
3部では、各論である強迫症状、パニック障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害、摂食障害、うつ病、統合失調症について述べている。
4部では、いろいろな実用的なプログラムについて述べている。
認知行動療法の全体像を見渡すには良い本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示