- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772604376
感想・レビュー・書評
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家の片づけで発掘。いただいたものか、買ったのか不明。
2009年の本だが、難民の箇所など、人権が保障されるように世界が(とりわけ日本が)よい方に変わったとは言い難いのがとても悲しい。今もこの本が役に立ってしまうというのが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その一歩から始まる出会いが、あなたを変え、あなたの周りの人たちを変え、いつか、世界をよりよいものに変えるかもしれません。
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人権侵害は本人の歪んだ性格というよりも力の差によって起きるというのは興味深い示唆。
当たり前の自由を守るために人権についてもっと学ばなければと思った。
p40「心の思いを口にすることが"罪"なのでしょうか。自分らしく生きることが"過ち"なのでしょうか。
"自由"とは心を縛られないこと、そして明日を夢見ることができること、それは世界中のだれもが持つ生きる権利なのです。」 -
ナイキのサッカーボールなどの製品が実は児童労働によって利益を得ていた、という身近にあるなにげないものごとが世界の人権問題につながっているんだと認識。自分の消費者としての行動をしっかり意識したい。
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本来、私たち一人ひとりに与えられている人権。しかし、平等や平和を掲げていても差別や戦争は起きている。ここでは実際に起こっている人権侵害を基に、世界中の人々が自由で平和に暮らすために知っておくべきことを30題に分けて記している。人権侵害のない社会を築くためには、身近なボランティアなどでも行動を起こすべきだと実感した。
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三葛館一般 316.1||HY
人権とは、人が誰でもみんな生まれながらに持っている権利のことです。日本でも世界でも、たくさんの人権問題が起こっています。ニュースで知ることもありますが、報道されないことも多くあります。まずは、知ることからはじめませんか。一人で世界を変えるのは不可能かもしれませんが、大勢の人が、少しずつの行動を起こせば、世界を変えることは難しくないのかもしれません。
(うめ)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64392 -
「30の方法シリーズ」のほかの本とともに、半年ぐらい前に
購入していたけどなかなか読む機会がなかった。
(テーマも重いし・・・)
あらためて読んでみると、同じ地球上に生きていながら
立場の違う人がなんと多いことか。そして、日本国内で報道されないことも実は多い。
一市民としては「知ること」からまずはじめなければ。
村上春樹さんのイスラエル賞受賞の際のスピーチ、
「壁と卵」を思い出した。
まさに、われわれが人権を求めて戦う相手は
「壁」= The System なのだ。 -
さまざまな人権問題について網羅されています。
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とても素晴らしい本だと思った。
もし機会があれば、手にとってもらえれば、何故か僕も嬉しい。
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以下本書P135より引用
実は、NGOの中で、人権侵害の現場で調査活動をする人はほんの一握りです。現場で被害者に接する彼らの活動はかけがえのないものですが、その声は被害者同様、圧倒的に小さいのです。その声を大きくしてくれるのは、普通に暮らしている市民一人ひとりの力です。
現場から発信された情報をもとに、一度もあったことのない人々、自分が足を踏み入れたことのない場所でおきた人権侵害について、想像力を働かせて、自分のことのように怒り、周囲に語ってくれる人たちがいなければ、人権侵害が世界の人々の話題にのぼることはありません。
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細々ながらも、僕も少しは応援できたらと思う。
まずは、「知る」ことから。 -
「人権問題」に関する全般的に概要を掴むためにちょうどよい一冊。人権という問題に臨むには五感で捉えることが一つの重要なポイントであるように思う。目を輝かせた子どもの駆け寄って来て手を差し伸べる姿やその「言葉」、飛び交う蠅の音、腐敗する死体の匂い、etc....。それらをどれくらいリアリティーを持って捉えられるか。情報の持つ力は時代や土地によって異なる。boarderを超えて交わされる感受性の言葉を想った。
なんとなく、参考として、今朝読んだこの記事を。
http://moura.jp/ecologue/ecoist/index12_1.html