地域ブランドを引き出す力―トータルマネジメントが田舎を変える!―

著者 :
  • 合同出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772604482

感想・レビュー・書評

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  • 自然からの恵みを大切にする活動、後生に伝える活動がヒトを元気にする。
    少し視点を変えることで、これだけ魅力的な活動ができるのかととても参考になった。栄養のある食事が人を元気にする。ひとを元気にするには食を見直す、その活動が世の中を変え、環境を変える。食に対する自分の認識を改めて考えさせられる一冊で、ぜひオススメします。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 601.1//Ka45

  • 地域ブランドを引き出した実例を紹介している。
    問題はこうした実例を参考に、どう自分たちのオリジナリティを作り出していくかということだ。

    個人的には「物語を売る」=story teller 
    みたいなのが必要かと思うのだが。

  • 食や食材を通じて地域振興をしている例、多数。食は確かにエネルギーのもと。地域の元気のものにもなる。

  • なにげに手にとりましたが、結構面白かったです。
    スローフードかあ。30年前からあるんですね。
    6次産業のことも知れたし、町おこしの広がりも知れて良かったです。
    大村のシュシュさんも載っているとは!有名なんですねー。

  • 主に農と食に焦点を当て、
    各地方での取組み内容とその背景を
    細かくまとめている本。


    第1章 輝く女性は地域再生の星
    第2章 農のメッセージを明確に届ける
    第3章 地域の財産を活かして未来をつくる
    第4章 商品にオリジナルストーリーを付与する
    第5章 町づくりをプロモーションする
    第6章 地産外商で元気になる町
    第7章 イギリスに見る農のデザイン力
    第8章 フライブルグのオーガニックライフ

  • 興味深いタイトルだったので、手に取ってみた。
    全国、ヨーロッパの成功事例の紹介を通じて、地域の食材を活用し、食を提供することによって活力が生まれ、これに経済性を加えて持続させていく「仕組みづくり」が大切であることを解いている。
    やはり人を元気にできるのは「食」かなぁ?と、今更ながら再認識。
    確かに・・・BSE、農薬等、食品に係る問題が次から次へと出でくる中、安心して口に入れることのできる食を提供すること。つまり「顔の見える関係」こそが今求められていること。
    読了後、まえがきの「食の質を考えることは人生を考えることなのである。」という言葉に大きく頷いていた。
    自分の食生活も見直し必須ですな(-。-;

  • 衰退していく農業や、林業、漁業の活路が見いだせる本だった。
    今後の地方都市での仕事をやっていくにあたりこのような知識を持っていれば説得力のある提案ができると思う。

  • 特に「農」中心で、地域ブランド構築がうまくいっている事例の紹介とともに、グリーンツーリズムの先進である、ドイツやイギリスの流れを
    日本に生かした事例も紹介。

    「いろどり」や「アル・ケッチャーノ」等、既知のものもあったが、全国幅広い事例があった。

    おおよそですが、うまくいっている例は、各種サービス(「道の駅」「研究会」など)が、外向きだけだはなく、まずは地元に根付いて(地元の人も普通に利用)、それにより「ブランド」が構築されて、結果的に確立しているのかなと感じた。

    「地域ブランド」関連で、地元の人の恩恵の少なさに何となしに疑問を感じていたので、参考になった。

  • 9/23 津市芸濃図書館。

    何度も読み返したい本。でもAmazonでは、まだ高価。 


    10/06 延長。

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著者プロフィール

1952年佐賀県唐津市生まれ。食総合プロデユーサー。食育や観光事業のワークショップのプラニングから、ツアーへの展開、公開授業、幼稚園から大学まで各学校での食の講師なども手がける。北海道から沖縄まで全国の農村や町など700カ所を自ら巡る。著書に『創造的な食育ワークショップ』『本物を伝える 日本のスローフード』(岩波書店)、『ゆらしぃ島のスローライフ』『メダカが田んぼに帰った日』(学習研究社)、『子どもに伝えたい本物の食』(NTT出版)、『フードクライシス 食が危ない!』(ディスカヴァー21)など多数。

「2008年 『給食で育つ賢い子ども』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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