袴田事件・冤罪の構造: 死刑囚に再審無罪へのゴングが鳴った

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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772612111

作品紹介・あらすじ

袴田事件が、克明な立証によって、冤罪であることを初めて指摘した原点の書、待望の復刊!江川紹子氏推薦!
*原著『地獄のゴングが鳴った―無実のボクサー袴田巌』(三一書房刊)

【袴田事件】
1966年6月30日未明、静岡市(旧静岡県清水市)のみそ製造会社の専務宅から出火し、焼け跡から一家4人が他殺体で発見された。静岡県警は社員寮の部屋で被害者の血が付いたパジャマが見つかったとして、従業員だった袴田巌氏を強盗殺人容疑で逮捕。袴田氏は無罪を主張したが、静岡地裁は68年、死刑を言い渡し、80年に最高裁で死刑が確定した。世界で最長記録の46年間もの長い勾留が続いたが、第2次再審請求で、静岡地裁は2014年3月27日死刑と拘置の執行を停止する決定を出した。

袴田は、捜査機関によりねつ造された疑いのある重要な証拠によって有罪とされ、極めて長期間死刑の恐怖の下で身柄を拘束されてきた。 無罪の蓋然性が相当程度あることが明らかになった現在、拘置をこれ以上継続することは、耐え難いほど正義に反する状況にあると言わざるを得ない。(袴田事件再審決定要旨より)

感想・レビュー・書評

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  • 冤罪事件は今起きているもので最後の最後にしたいですが、繰り返されています。

  • 【選書者コメント】なぜ冤罪は起こったのか?
    [請求記号]3262:295

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著者プロフィール

1933年生まれ。早稲田大学卒業後、団体記者を経て、フリーランスに。医療体制や、土木産業などの人的・組織的な利権構造や支配構造を鋭く追求する。袴田事件に関わったときから冤罪を信じ、20年にわたり支援活動に携わる。『権力の犯罪 ドキュメント冤罪』(講談社文庫)など著書多数。

「2014年 『袴田事件・冤罪の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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