〈わたし〉は脳に操られているのか : 意識がアルゴリズムで解けないわけ

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制作 : 大田直子 
  • インターシフト (2016年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772695527

〈わたし〉は脳に操られているのか : 意識がアルゴリズムで解けないわけの感想・レビュー・書評

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  • 脳科学では、人の意思決定はニューロンが自立分散的に行った結果を自分が主体的に行ったと錯覚してエピソート記憶(ある期間と場所での出来事についての記憶)をしているに過ぎないとする受動意識説があります。本書はそれに対して人は意識を持って自分で意思決定していると反証してますが、人はアルゴリズムで解けない難しい思考と判断をしているからでは根拠が薄いと言わざるを得ない。そもそもアルゴリズムで解けないから人工知能(アルゴリズムで解く人工知能もありますがw)なのではなかったのか。と言いつつもドストエフスキーの引用からブロザックなどの薬品が脳に与える影響など、とても興味深い内容も盛りだくさんでした。

  • 未来について考える、哲学シリーズ3冊読了。
    人類はどこへ向かうのか?より良い未来とは?

    人類とテクノロジーは切っても切り離せない。テクノロジーは問題も引き起こすが、良いことをもたらすことのほうが少しだけ多い。これまでもそのようにして発展して来た。(中世の王様より、現代の我々一般市民は確実に良い生活環境を授かっている)
    このようにしてテクノロジーの進化を促す目に見えない流れをテクニウムと呼ぶ。
    しかし、そのようにして発展して来たのは、必然なのか?それとも、我々自身の意思によってなのか?人間には自由意志はあるのか??我々は初めから決められたレールの上を走っているだけなのか?
    自由意志に関する現在のコモンセンスは「自由意志はない」ということらしい。しかし、「あると思いたい」。なぜなら、自ら熟慮し、判断し、選択することが「より良い未来」を作るはずだから。そしてまだまだ劣勢ながら「自由意志はある」という勢力が増して来ているらしい。
    より良い未来のためには、テクノロジーを活用しながら、生命や宗教といった多様性を容認していかねばならない。
    そのためにも、もっと人間を理解しなければならない。これからの人類において、間違いなく脳科学はキーテクノロジーだろう。
    なーんてことを学び、考えたのでした。

  • 意識はどこにあるのか.

    脳科学の説明によれば,人間の思考と行動はすべて脳内の状態によって引き起されるなら,私たちは機械ではないか,という疑問(批判)からスタートします.

    脳の仕組みに関するいくつかの実験を見ながら,この疑問を考えていきます.

    最後は,人間の思考や行動の第一歩は脳内の状態だけど,そこから意識に移行して,思考して,判断して,行動していくのだという結論です.

    意識への移行は生まれるのは,脳内の状態の創発で,その仕組みは今後の研究が明らかにするだろう,ということで,一番知りたい肝心なところはわからないままでした.

  • 人間の意識がどこから来たのかを考察。
    神経学的には脳が決定している決定論、脳と体は異なる二元論が出てくるが、普通に考えるとそうは思われないが学者的には事前に判断は決まっているつまり人間に道徳責任はないという決定論が主流らしい。
    もっとも著者が主張するのは、脳が指令を出しているが、その前段階が本当にどうなっているのかわからない。記憶や経験を探っていくということが意識であるという。

  • 最近の脳神経学関連の本を読むと人間には自由意志がないという結論にたどり着くものが多い。

    そもそも自由意志とは何か?という定義づけから考えるとなかなか難しい問題なのではあるが、私自身もどちらかといえば自由意志がないと言う意見である。

    しかしこの本はその考え方に異論を唱え自由意志があるというスタンスで書かれている。

    その論説はなかなか見事で読んでいると思わずうーんと唸ってしまうほど。

    なるほどこの本で書かれている考え方であれば自由意志というものの捉え方が変わる可能性も出てきた。

    脳神経学の世界はまだまだ奥が深くて面白いです。

    非常に読み応えのある本でした。

  • 請求記号 491.371/St 5

  • つい悪いことをしてしまうのも、脳のせい?

    なにかをしようとする前に、すでに脳(無意識)がそれを決めている。
    では、人間に自由な意志はあるのか?

    脳科学の最重要テーマ「自由と倫理」「意識とアルゴリズム」に挑み、
    「自由意志はある」と解き明かして、大きな反響を呼んだ話題作!

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〈わたし〉は脳に操られているのか : 意識がアルゴリズムで解けないわけの作品紹介

悪いことをするのも、脳のせい? 脳科学の最重要テーマ「自由と倫理」「意識とアルゴリズム」に挑み、大きな反響を呼んだ話題作!

〈わたし〉は脳に操られているのか : 意識がアルゴリズムで解けないわけはこんな本です

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