若杉ばあちゃん 食養語録

著者 :
  • 五月書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772705073

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  •  昔と違って今は、天然自然の本当の食べ物がなくなっている。人間は米、野菜、海藻、塩、水で十分(?)。病気の体を治すには薬を飲むのではなく体に良い食べ物を摂ること。1937年生まれ、若杉友子「若杉ばあちゃん 食養語録」、2014.6発行。①「料理」は、米を斗(ます)で計っておさめる理(みち)②「味噌」は米の次に大切。食べる薬。レシチンが血管の掃除を。味噌汁は飲む点滴 ③「梅干し」のクエン酸の殺菌効果と整腸作用は絶大。携帯するのは電話よりも梅干し ④過剰な減塩は悪性貧血のもと。なにごとも塩梅が大事。⑤ヨモギは万能の薬草 ⑥大根はいくら食べても当たらない(消化にいい)ジアスターゼが魚の害から体を守る ⑦根掘り葉掘り。ゴボウは皮を食べる。

  • 若杉友子さんの語録

    マクロビオティックの創始者桜沢如一ゆきかずから学ぶ

    1人間も動物も生命の持つミネラル元素、ナトリウムとカリウムである
    2体内に摂取した栄養素を合成して血や細胞をつくる能力をもっているから、体のタンパク質もカルシウムも脂肪もつくるために動物性タンパク質を食べる必要はなく、人間は米、野菜、海藻、塩、水で十分
    3病気の体を治すのち薬を飲むのではなく、古代ギリシアの医師ヒポクラテスも教えているように、食べ物自体を薬と考えて、体に良い食べ物を摂ること
    4資源やエネルギーのなかつんた日本の先祖は、大地の植物性で衣食住のすべてをつくりだし、文化、伝統、歴史を築いた。その土地で採れるもの!旬のもの、生命あるものを糧に肉体や精神を作り!貧しくとも助け合い奉仕し合う「共生」という生き方を昔の日本人が当たり前のようにやぅていたこと

    陰陽
    裏表
    マイナスプラス

    桜沢先生の師匠は、石塚左玄さげん
    出口なお、出口王仁三郎おにさぶろう
    安藤昌益しょうえき江戸時代八戸の思想家
    「米なければ人なし、人なければ米なし、人をつくる親は米なり」
    「自分の食べるものを耕さずして食べる奴は、天下の大盗賊である」
    道元

    大豆は極陰性
    味噌になると陽性
    納豆は極陰性、タンパク質は植物性でも窒素ガス体を、持つので体の細胞や組織を、弛緩、肥大、膨張させる陰性の力がある、血栓を溶かし!血管を広げるのは当然
    体を冷やす

    味噌は身礎みそ

  • 全てを真似できるわけではないけれど、和食の良さ、その叡智の秘密を知ることができます。なぁんだ、そうだったのか!簡単にできること、心がけたい食養の考え方、ヒント満載。

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著者プロフィール

若杉 友子(わかすぎ ともこ)
1937年大分県生まれ。結婚後静岡市で暮らしていたときに、川の水の汚れを減らす石けん運動などのさまざまなボランティア活動を行なう。そのなかで、自然の野草のチカラに着目。食養を世に広めた桜沢如一の教えを学び、1989年、静岡市内に「命と暮らしを考える店・若杉」をオープン。そこで開いた料理教室は、またたく間に大人気となった。1995年、自給自足の生活を実践すべく、京都府綾部市の上林地区に移住。19年の天産自給生活を経て、現在は生まれ故郷の大分へ。全国を駆けめぐり、陰陽の考えにもとづいた野草料理と、日本の気候風土に根ざした知恵を伝え続けている。

「2018年 『野草の力をいただいて 若杉ばあちゃん食養のおしえ 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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