- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773002638
感想・レビュー・書評
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内容紹介
しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終わりを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められない佑季だったが……。 -
ずっと積読状態だったのを「月一滴」を読んで、やっと読了しました。
海外出張中のリーマン×冴えない公務員
田舎の登記所でなるべく目立たないように真面目に暮らす公務員の佑季。狭い田舎町でゲイだとバレたら居場所がなくなることを痛感していた。
母の供養で九州へ行くのに合わせて、恋人と上海で過ごすため休暇を取る。しかし、恋人の妻からの連絡で恋人は帰国。彼のズルさと、しっくりこないものを感じていた佑季は一人上海に残る。その間案内役として恋人の仕事関係の取引相手である滝乃に案内してもらうことに。
さりげない気遣いと、楽しませてくれる滝乃に惹かれていく佑季。最後に身体を重ねるが、何も言わずに帰国。
その後も連絡もできず、気になるばかり。そんなとき、偶然佑季の登記所に滝乃が現れ・・・
最後がなんともあっさりしてたなーって印象なんだけど。上海を一緒に回るうちにだんだんお互い惹かれていくところが見所でしょうか。そんなに何が起こるって話でもないんですが。 -
スピンオフものを先に読んだので順番は逆だったけど、それでも十分でした。
ひっそりと控えめな地味受けが好きなので良かったです。
香港ではしっとりとした魅力を湛えていた受けが、日本ではメガネをかけアームカバーをして役場の片隅で仕事をしている。そんな周囲に埋没してしまうような受けを、攻めが見つけるシーンが特に好きです。夢物語みたいだったひとときの恋がにわかに現実になったみたいで。
かわいさんはこういうのが上手いなー。でもってそういうのがご他聞にもれず好きです。 -
出会いから始まった彼たちの恋は上海金魚ほど美しくて幻いのだ。最後の最後まだ会えたとはほんまに良かったよ!
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静かでしっとりしてるけどすごく好きな感じ
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これはガチで良かった…
序盤は設定的にドロドロかと思ってましたが、読み進めていくとなんとも爽やかで穏やかな作品でとーっても良かったです!!
今まで積読してたのを後悔…
「上海金魚」という題名通り、上海が舞台です
かわいさんというと、もう一作「上海」という題名の作品があるせいか、上海・京都・政界・ときどき高校生なイメージがありますが
かわいさんの書く上海はすごく魅力的で、行ったこともないのに素敵な所だなぁと思ってしまいますw
金魚の描写も作品の雰囲気にぴったり馴染んでいて、しっとりとした素敵なお話でした
そして何より、かわいさんの書く大人しい受けって大好きなんだよね…!!っていうw
かわいさんファンは読むべしという一冊です -
営業マンx公務員
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積んどく