モンスターフレンド (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社
3.54
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本棚登録 : 121
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773087970

作品紹介・あらすじ

なにもかもが平凡な湊の幼なじみは、なにもかもが完璧な悠馬。幼稚園の頃からカノジョの絶えないモテ男だが、高校生になった今も湊にべったりで、うっとうしいほど超過保護。そんなある日、湊に初めてのカノジョができた。浮かれる湊を悠馬はからかい祝福してくれる。だから気づかなかった-行き過ぎた執着の正体が苛烈な恋だったなんて。そして湊を取り戻すため、悠馬が策略を張り巡らせていたなんて-。

感想・レビュー・書評

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  • 丸木先生のお話は、基本救いがないし、それをわかっていてなお買った訳ですが、、、やっぱり碌なもんじゃなかったw
    ヤンデレ?いや、デレてるシーンはひとかけらもない。。。ただただ異常な執着による受けの精神崩壊の一部始終のような、嫌ミスならぬ嫌BL。
    愛のない狂愛は好きではないなぁ。

  • 思ったよりモンスターだったのが、よかった。
    よかったと同時に、もっと穏やかなモンスターでもよかった。正統派のハピエン厨なので。

  • サイコパスな幼なじみ攻め。けっこうガチなサイコパスでした。ヤンデレというよりサイコパス。個人的にはもうちょっと甘さが欲しいというか、受けに攻めへの愛情が芽生えて欲しいなあとおもった。丸木作品、もう少し甘さがあればど真ん中なんだけども。

  • 気分が落ち込んでたので、気晴らしのつもりで読んだのに更に滅入ってしまった…。

    萌え0、糖度0…
    受けがごくごく普通の幸せな家庭や学校生活をおくっている描写を前半で強調されたので(丸木先生なのである意味怖い)、案の定、攻めの策略で社会的抹殺(未遂)までに貶められる受けに撃沈した。受けの親や友人からも非難され、浣○プレイとか、人としての尊厳を食い潰していく攻めに、ただただ萎えるばかり…。受けは攻めのことを許せたわけでもなく、ただ恐怖と諦めだけで言いなりになる人形みたいになってしまったのに、攻めはそれで満足なのだろうか??
    サイコ攻めはダメだぁ。

  • 受けは攻めを好きになるわけじゃなく、諦めただけで救いの無い話。というのを知って読んだのでショックは少なめでした。攻めの好きもちょっと異質に感じたのは、サイコだからでしょうか?
    受けも可哀想だけど、攻めにしっかり調教されて洗脳されてズブズブに愛され最終的にはこれで良かったと思うんだろうなとか思いました。受けとお付き合いした子は一番不憫。お姉ちゃんみたいにならなくて良かったけど、これから心の傷を負って生きていくんだろうな。

    受けが攻めを心情的に許したり受け入れたりしないで、諦めるっていうのは初めてだったので面白かったです。

  • 高校生×幼なじみという自分的最強設定に加え、攻めの愛が重そうなのも実に私好みで大変楽しみにしていたのだけれど…なにこれ、怖いし、後味悪い…(^q^)ていうかこれバッドエンドですよね…^^?最初は、悠馬が堂々と外で手を繋いできたり、「俺の湊」とか言ってるくらいなら微笑ましかったのに…。湊を大切な子と言いながら、容赦なく『暗殺』をしかけてきた辺りから雲行きが怪しくなってきて、それでも最後には更生してくれる展開を期待してたら、悠馬が皐月を殺してたという衝撃の事実が発覚して、湊は諦めて流される道を選び、悠馬はモンスターのまま虚しい関係が出来上がっただけという最悪に救いのない結末に…。どうしてこうなった\(^o^)/皐月が可哀想でした…。

  • ヤンデレの極致というか、たくらみ攻というか、腹黒いというか…
    丸木センセのヤンデレ攻は好物なんだけど、タイトルそのまんまの恐ろしい攻で、ちょっとついていけない感。
    悠馬は湊と幼馴染みでいつも一緒の仲良し。湊は、ハイスペックな悠馬がどうして平凡な自分を気に入っているのか理解できないでいるちょっとオクテでぼんやりタイプです。

    …読者にはすぐわかっちゃう悠馬の欲望が、湊にはまったくわかってなくてすごく歯痒さがある話でした。
    もっと悠馬のやり口に対して、真剣に対処しておくべきでしたよね…?

    とても優等生でモテ男で何の欠点も無いと周囲からは好印象な悠馬が、湊をロックオンして密かに独占欲を燃やしているのは気持ち悪かったですね…
    知らないうちに少しずつ外堀から埋めていくような姑息な手段で湊を自分のものにしようとしている悠馬は、読んでるうちにどんどん印象が悪くなっていきます。
    暗殺なんて方法でダメージを与えるとか、コワすぎ!
    攻として決して褒められたヤツではありません。
    そんな悠馬にどんどん流されていって思いのままにされている湊も、他に手段はなかったのかな?とちょっと悔やまれます。だって、湊は本気で悠馬を愛しているとは言い切れないですよね。最後では人生投げてるし…!

    ただ、悠馬の湊に対する想いの方は強烈。本気なんだなとしっかり伝わってきました。湊のためなら何でもやっちゃうくらいの異常性が突き抜けていてインパクトがありました。
    なので、HシーンはもうHENTAI的にエロかったです。
    やなヤツなんだけど、Hは上手いww
    ていうか、丸木センセの描き方が上手なんですよね。妙に萌えました。猛獣に降伏した小動物の図です。
    痛々しいけどえろかった…

    攻がステキじゃなくても萌えるんですね…
    このHシーンがなかったら、攻の気持ち悪さで☆2つだったと思います。

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著者プロフィール

埼玉県出身。BL、乙女小説、ゲームシナリオを中心にジャンルを跨いで幅広く活動中。近刊は、『双囚 ふたりの姫は愛獄に堕とされる』 (KADOKAWAジュエル文庫) など。

「2021年 『フェロモン探偵 花嫁になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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