虎王の妻恋い婚 (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社
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本棚登録 : 53
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773088403

感想・レビュー・書評

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  • 割りと無理クリ感はあったかな。アルゼンチンとかタンゴとか、世界観こそ華藤先生らしい感じだったけど、美しく情熱的な景色とマフィア男の溺愛を描きたかっただけなのかなぁと。。。妻恋い婚ってフレーズから想像したお話とは随分ずれていて、とても残念でした。

  • ▼あらすじ
    麻薬捜査官の依吹は、思春期の頃から雨の夜決まって見る夢があった。
    それはベッドに忍び込んでくる黒い虎に犯される淫夢。
    首筋を舐められ身体は火照り、獣に貫かれ悦び果てる。
    目覚めても生々しい残り香につい自らを慰めてしまう。
    見たこともない虎なのに…。
    だが潜入捜査のためブエノスアイレスに飛んだ依吹はターゲットのマフィア・レックスを見た瞬間、黒い虎の気配を感じ身体の奥から溢れる疼きに襲われて──!?

    ***

    表紙の雰囲気とあらすじに惹かれて購入したのですが、自分が思ってたのとは違うお話でした。
    まず、予想以上にファンタジー色強めなお話で吃驚。
    まさか受けまで人間じゃないとは思わなかったです(笑)
    面白くなかった訳じゃないのですが、自分の好みからは微妙に外れた感じ…。

    とりあえず、作者さんのアルゼンチン愛はしっかりと伝わりました(笑)
    正直、何度も出て来るタンゴの描写は途中からしつこく感じる程で、作者さんがアルゼンチンが大好きなのは分かるのですが、大好き過ぎて全体的にくどくなっているといった印象でした。

    また、説明要素が多く、読んでいて引っ掛かる部分が割と頻繁にあったのもマイナスポイントの一つです。
    人虎一族の歴史や虎王の特殊能力、敵対組織との関係などなど…後半に進むにつれて説明文が多くなっていき、段々訳が分からなくなっていきます。(私のおつむの問題もあるのかもしれませんが…笑)

    てっきり傲慢攻めだと思っていたレックスが思いのほか健気で一途だったのはギャップがあって良かったですし、受けの記憶が簡単には戻らないのも、徐々に謎に迫って行くストーリーも読み応えが感じられて良かったのですが、神父の目の前でセックスして受けの記憶を無理矢理戻させて以降の展開は正直、私には付いて行けませんでした。
    そもそも神父の目の前でセックスする意味が私にはよく分からなかったし、それからラストにかけての展開が色々と唐突過ぎて最後の最後でチープな印象になってしまった感じ。
    しかも物語のクライマックスという大事な部分で神父の台詞が二重になっててあきらかにおかしい部分もあるし、何だこれ??って感じです(^^;)

    先述した通り、良い所もちゃんとあるのですが、いかんせん好きな物を盛り込み過ぎてる上に最後は駆け足気味に終わらせているので個人的には純粋に面白かったとは言えない作品でした。
    何て言うか、これを一冊で終わらせるには無理があったんじゃないかなぁ…と。
    せめて上下巻に分けるとかしてもう少し展開をじっくり進めれば、まだ良かったのかもしれないな、と思いました。

  • タンゴって、エロいんだね!!華藤先生のタンゴのシーンがエロい!そこに小山田あみ先生のイラストがのると、もうエロエロ!(笑)
    マフィアNo.2の男×マトリの男
    モフモフと再会モノとマフィアと音楽と色んな要素てんこ盛りで楽しかった〜
    一途な攻め、いいっ!本当にレックスの想いが知れば知るほど切なくて、だからこそ、依吹と想いが通じて良かったなぁと(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    ◯◯◯モフモフは初めてだった!あってもいいよね、そうだよね!
    あの……先生がどっちにするか最後まで迷われたのかな?という文章が二重になってのってましたけど、あそこ、どした?(笑)BLには校閲ガール付かないんだなぁ、とちと哀しみ( ͡° ͜ʖ ͡°)

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