死神狼の求婚譚 愛しすぎる新婚の日々 (CROSS NOVELS)

著者 :
  • 笠倉出版社
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本棚登録 : 63
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773088519

感想・レビュー・書評

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  • IQ200の頭脳を持つ青年・元狼王子×東欧で働く獣医師

  • 前作のキャラ達も出てきていてとっても楽しめました。最初はどうなるかと思ったけれど最後は泣けました。真実の愛とは。奥深い設定でしたね。

  • ▼あらすじ
    あなたの夢をなんでも叶えてあげる
    東欧でひっそり獣医師として働く十和のもとに現れた採用希望の青年ラディクはIQ200の頭脳と神秘的な美貌の持ち主。なのにチョコの食べ方やシャワーやキスも知らない謎めいた男だった。「貴方が好き」と溺愛してくる一途さと優しい愛に癒され、新婚のような日々を送るが、時折見せる淋しげな瞳に不安も。実は彼は十和への恋のため、狼王子の立場を捨て、死神と契約を交わし人間になった狼だった。何も知らず彼を愛し始めていた十和は…!?

    ***

    yoco先生の素敵な表紙に惹かれて購入しました。
    あとがきを読むまで気が付かなかったのですが、何とこの作品、シリーズもの(第三作目)だそうで(^^;)
    最後まで気が付かなかったくらいなので、他のシリーズを読んでいなくてもおそらく問題なく楽しめるかと思いますが、読んでいた方がより楽しめただろうな、と思いました。

    狼として生まれた攻めが人間に恋をし、代償を支払って条件付きで人間になるという人魚姫を彷彿とさせるお伽話のようなストーリーでしたが、攻めがあまり好みじゃなかったので、残念ながら読んでて萌えるような事はあんまり無かったです。
    決して楽しめなかった訳じゃないけど、読み返す事はないだろうな、というのが読み終わった後の率直な感想です。

    好きな相手にはどこまでも一途で尽くしたがりな年下ワンコ攻めが好きな人には当たりかもしれませんが、私はワンコ攻めにそれほど興味がないのと、何より攻めのキャラがいまいち掴みづらくあまり魅力を感じられなかったので、これは私の趣味じゃないな、と思いました。
    特に私は攻めでも受けでも自分の好みじゃないと分かると読書意欲が半減してしまうタイプなので、こちらの作品も読み終えるまでに少し時間がかかってしまい…(^^;)

    ですが物語の後半、ラストにかけての展開はなかなか面白く、特に湖のシーンはとても印象的に残りました。
    愛を誓おうとする受けを愛故に拒絶し、別れを告げてその場から消えようとする攻めに、受けが「一緒に逝く、連れていくんだ、バカ狼」と感情をぶつけるシーンは受けの本気度具合が伝わって来てグッときましたし、もしかしてここへ来てメリバか!?とハラハラしながら読んだので、最後はしっかりハッピーエンドで安心しました。

    その後読んだ特典の小冊子でやはり攻めはあまり好きになれないな、と改めて実感してしまったのですが、CPや世界観が趣味に合えばとても楽しめる作品だと思いますので、ワンコ攻めやもモフモフがお好きな方は是非。
    因みに、yoco先生のイラストは作品のお伽話のような雰囲気に非常によく合っており、挿絵もとても素敵だったので満足です(^^)

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