ある完璧な一日

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制作 : 河村 真紀子 
  • 近代文藝社 (2016年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773380095

ある完璧な一日の感想・レビュー・書評

  • 断片的な情報を得て、こういう作品だろうと思っていた方向性とだいぶ違った。読者が一方的に想像してその方向と違ったからといって嘆くのは不躾だとは思うけれど、あまり入り込むことのできる世界観ではなかった。自殺というテーマを扱うのであれば、もっと慎重になってほしい。ちょっとポップすぎるのではと思う。

  • 最初の1ページ目。衝撃的な記述。あまりにも陰惨なので、10ページくらいで読むのをやめようかと思ったが、続けてよかった。これは単なる精神病者の本ではなかった。読み終わると、現代社会に対して圧倒的な客観性と皮肉をもって綴られていたことに気がついた。おそらくボードリヤールを熟読し、影響を受けているだろう作者のマルタン・パージュのメッセージが小説を通して伝わってくる。一番好きな記述は「冬が、風邪を引かないように太陽を早く寝かせている。」というようなことを書いた部分だった。作者あとがきがまた読ませる。

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ある完璧な一日はこんな本です

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