もしも原子がみえたなら―いたずらはかせのかがくの本 (いたずらはかせのかがくの本 新版)
- 仮説社 (2008年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773502107
作品紹介・あらすじ
科学的に考えるときの基礎,原子や分子を,1億倍の模型の絵を豊富に使って子どもたちに優しく語りかける絵本。
感想・レビュー・書評
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著者は仮説実験授業の提唱者。
子供向けなんだけど、内容は確か。
中学生・高校生にもお薦め。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この宇宙にあるものは全て原子で出来ている。机も?本も?自分の身体も?
子どもが興味をもって原子と向き合える本。
原子というとどうしても難しく考えがちだけど、この本ではとても身近にわかりやすく感じられる。 -
「科学的に考えるときの基礎,原子や分子を,1億倍の模型の絵を豊富に使って子どもたちに優しく語りかける絵本。
この宇宙のすべてのものは原子でできています。 石も,紙も,水も,鉛筆も, そしてもちろん人間のからだも。 小さすぎて見えないはずの原子の世界を, もしも目で見ることができたなら, そこにはどんな世界がひろがっているでしょう?」
板倉 聖宣
略歴〈板倉聖宣〉1930年東京生まれ。理学博士。国立教育研究所を定年退職し、私立板倉研究所を設立。教育雑誌『たのしい授業』編集代表。著書に「ぼくがあるくと月もあるく」「仮説実験授業」など。 -
Y
三歳八か月
K
六歳0か月 -
2023.03.12
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原子の基本がわかりやすい
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私自身、子どもの頃に直接この本で学んだわけではないのですが、小学生の頃、この絵本に対応する内容の授業を受け(公立小学校です)、化学のめがね、に目覚め、そのまま化学者になりました。化学(科学)の本質、目には見えないもの、直接手には取れないものをいかに想像していくかのヒントをくれる本だと思います。
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2016.7 市立図書館 息子小2
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原子の話をどきどきわくわくしながら読める絵本です。
学校の〈理科〉や〈化学〉で出てくる原子のイメージとは全く違い、身近な世界が原子分子に見えてきます。目の前の空気の見え方が、また世の中のモノを見る目が変わります。また、いろいろな原子や分子を知ったり覚えたりするのが楽しくなります。もっと違う分子を知りたくもなります。4歳の息子は「ちっそ!」などと言って喜んでいます。小学2年生とこの授業をしてこの本を紹介したところ、家の人におねだりする児童が何人もいました。中には家族でこの本の面白さのとりこになったという話も聞きました。 -
教師時代の最高の思い出!
「もしも原子がみえたなら」
遊んでるみたいに楽しく勉強しているだけなのに、賢くなって、しかも最後には、自然や隣人への愛がはぐくまれちゃいます。
ああ、みんな一緒なんだなあ〜って。
科学が愛につながる、そんな素敵な授業のもとになった絵本です。 -
原子核理論研究室の萩野先生おすすめの一冊。
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分子はものすごく小さくて見えない。水の分子がきれいに並んで氷になると、そこに隙間ができる。隙間ができるから、氷は水に浮く。高学年向け。真空もわたしは今まで勘違いしていたようだ…
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(2011.02.11読了)(2011.02.02借入)
日本経済新聞の土曜版に紹介されていたので、神さんが興味を持ち図書館から借りてきました。高校のときもっと勉強しておけばよかったというのですが、高校の教科書では、一つのことをこんなに丁寧に興味深く説明してくれることはないので、なかなか無理でしょうね。
この宇宙のすべてのものは原子でできている、というのですが、われわれの目には、原子を確認するだけの解像度は備わっておりません。
それをどうやってわかりやすく説明して納得してもらうのか、というのがこの絵本の目的です。
空気の中の成分、窒素、酸素を例にとり、説明しています。さらに、水の分子が追加されます。水の分子は、酸素原子1個と水素原子2個より構成されます。酸素と水素の結合がどのようになっているかまで説明してあります。
水の分子がどれぐらい集まったら、われわれの目に見えるようになるのでしょうか?
霧の粒として見えるようになるには、水の分子が1千億粒以上集まらないといけない、ということです。
雪の結晶や、氷についても述べています。
空気中には、他に、二酸化炭素、アルゴン、ネオン、ヘリウム、等も含まれています。
人間に有害な、一酸化炭素、二酸化硫黄、について述べ、エチルアルコール、メチルアルコール、アンモニア、メタン、砂糖にまで及びます。
生活の中で割と聞くことの多いものを例に挙げて説明しています。
大人が見ても勉強になります。
●地球と原子(4頁)
地球は大きすぎて、一度に見えないのですが、原子は小さすぎて、見えません。
科学者たちは、
想像を凝らしたり、
難しい計算をしたり、
いろいろ実験をしたりして、
原子のことを、詳しく調べ上げているのです。
☆関連図書(既読)
「空気の発見」三宅泰雄著、角川ソフィア文庫、1962.07.01
(2011年2月13日・記) -
中学生の娘が、原子・分子の単元で今ひとつイメージがつかめないようなので、絵本だけれどちょっと借りてみた。原子・分子の概念をわかりやすく図に表していて、なかなかよいのではないかと思う。小4の下の子とも(こちらは一緒に)読んでみよう。