昆虫はスーパー脳 -ヒトと対極の進化で身に付けた「超脳力」- (知りたい!サイエンス) (知りたい!サイエンス 25)
- 技術評論社 (2008年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774133683
作品紹介・あらすじ
地球上で最も繁栄する生物、昆虫。全生物の約6割もの種類を占めている。ここまで繁栄を遂げた理由は何だろう?その秘密は何と脳に隠されていた。精巧な運動能力を司り、学習・記憶能力も抜群。そのうえ高度な社会まで作り出す。しかし、彼らの脳の大きさは、ヒトと比べてたった10万分の1…。それが、なぜこれほどの機能を発揮できるのか?大きなヒトの脳と対極にある、小さな小さな昆虫の脳、そこに秘められた驚異の世界をいっしょに覗いてみよう。
感想・レビュー・書評
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かなり詳しく昆虫の脳のことが説明されている本でした。昆虫の脳を微小脳と呼び、ほ乳類の脳とはデザインコンセプトが違うとのことです。
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巨大な脳を持つ人間とは逆方向に小さな脳で大量繁殖に進化した昆虫。神経節とか色々と気持ち悪い図もあるのでご飯食べながら読んではいけない。
蝶の視覚やミツバチの詳しい生態、さらにゴキブリ特集まであってなかなかアレな一冊。割と新しい知見も得られた。 -
人と昆虫の脳、どちらが優れているだろうか。
その質問は、スーパーコンピュータと洗濯機内のマイコン、どちらが優れているか聞くのと同じだろう。昆虫の脳は洗濯機内のマイコンと同様、特定の処理に特化するよう進化してきたわけである。こ
の本では自然が作り出した奇跡のコンピュータ、昆虫の脳についてわかりやすく説明してくれる。
(化学・物理化学系教員)
理図書 486.1||Y24 11834641 -
装丁のポップ観とは裏腹に中身は学術的でかなりハード。難解だった。