- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774140261
感想・レビュー・書評
-
2010/1/20 予約 6/29 あとりえ用に借りる。チラッと目を通して返却。
Windows7を購入したら、この手の本も1冊手元に置きたい。
2010/02/25 Webでチェック
本 : Windows 7 上級マニュアル
橋本和則◎著
A5判・424頁 定価2709円 (本体2580円)
ISBN 978-4-7741-4026-1
Windows7で進化した「システム」と新機能
Windows 7のシステムや新機能の「魅力」「改良点」などは,本稿だけで伝えきれるものではない。
ここではシステムの特徴的な改良点をピックアップして紹介する。
詳しい内容は「本書」を参照してほしい。
● ブート領域の独立
Windows 7には 「Windows史上,初めての改革」 というのがいくつもあるのだが,
この中でも最も大胆な変更が 「起動(ブート)領域」 の独立だ。
「 起動に必要なシステム(ブートプログラム)」 と 「Windows 7の動作に必要なシステム」 のパーティションを完全に分けたのだ。
これにより,Windows 7のメンテナンス (たとえばシステムリカバリなど) を,
ハードディスクから起動して実行できるという,今までのWindowsでは考えられない特徴がある。
また,ブートプログラムの進化もあいまって,マルチブート環境が作りやすくなったのもポイントだ。
● CPU開放とメモリ負荷の改善
Windows Aeroは 「Desktop Window Manager(DWM)」 というテクノロジを基礎として動作している。
Windows VistaのDWMは,ウィンドウを開くたびにメモリを食っていくという,一言でいえば使い物にならない代物だった。
対してWindows 7では,この 「メモリ食い」 の問題に対処しており,
「WDDM 1.1」仕様のディスプレイドライバーを利用すれば,ウィンドウを多数開いてもメモリ消費が抑えられるようになった。
また,Windows 7の 「サービス」 は 「必要なときに必要なサービスを呼び出す」 というスタイルに変更された。
よって,余計なサービスが延々と常駐しない。
● SSD(Solid State Drive)環境への対応と最適化
ハードディスクと異なる特性をもつ (真逆といってよい) 「SSD(Solid State Drive)」 では,
ハードディスクに必要とされるいくつかのWindows標準機能が不要であり,
また,機能有効のままだとパフォーマンスダウン&寿命を縮めることになる。
ちなみにWindows 7では,この「SSD」の特性をきちんと配慮した上で,自動的に不要機能をキャンセルする。
たとえば,
「Windows ReadyBoost」「Windows SuperFetch」 などのキャッシュ機能や,
自動デフラグ (Windows 7ではなぜかデフォルトでデフラグがスケジューリングされている)
などを 自動的にキャンセルするのだ。
内容と著者は
内容 :
Vistaと同じコアでありながら、今までのOSとは完成度が異なるWindows7。
その魅力と新機能から、システムカスタマイズ、64ビットシステム、XPMode、マルチブート、SSDまでを解説。
著者 :
書籍執筆のほか、コンサルティング、人材プロデュースなどの各種プロジェクトなどを多彩に展開。
著書に「小さな会社」シリーズなど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この手の本はもう読むつもりはなかったのだが、PCが絶不調に陥り泣く泣く指南を請うハメに。
結局不調の方はあまり改善されなかったが、それでも不要なプログラムが随分たくさん走っているのに驚き、片端から停めた。
ついでにおっかなびっくりpagefile.sysも停めてしまったのだが、今のところ支障はない。
その他考慮していなかった設定が数多くあり、パソコンというのは今でもしろーとがデフォルトのまま使うと、大変危険な代物であると実感した。 -
さすが上級とあるだけあって一通り詳しく書いてある。手元に置いておいて辞書のように使うのも良い。
-
上級??
-
Windows7の64ビットの概要や技術的なポイントを知りたくて購入しました。すべて読んでから1台のPCをVistaから7の64ビットへ変更して動作を見てみましたが、結果からいうととてもよかったです。
動作を見て、この本で技術的なポイントを押さえた上で、自分が使っている環境での十分な検証も出来たので、この本の功績はとても大きいといえます。特に初心者ではないけど、早く深く知りたいというユーザーにとってはとても心強い味方になってくれると思います。私は結果的に完全に7にしたわけではないけど、7においては64ビット版に固定して、32ビット版がどうしてもほしいのは、7のXPモードか実機のXPのどちらかで対応というふうに決めることが出来たのはこの本のおかげだと思っています。 -
WindowsVISTAを導入していたのですが、使い方も分からず、常用していたWindowsXPからの移行もせず、ネット検索だけに利用していましたが、今回Windows7が発売されたのでVISTAから乗換えました。前評判もよく、PC起動やアプリケーションの動きもなかなかよく、XPからの移行検討を含め深く理解したかったので、本書を購入しました。都合がよかったのが、XPからの変更点を中心に書かれていて、VISTAのことをほとんど分かっていない私には合っていました。題名はマニュアルになっていますが、雑誌の解説を読んでいるような感覚です。利用する上での良し悪しも記載されていますので、大きな間違いはなくせると思います。記載内容は、デスクトップの使い方中心になっていますが、特に「XP MODE」と「Virtual PC」の利用方法はためになりました。Windows7(64bit版)にドライバーが提供されていなかったUSB機器が有ったので「XP MODE」で対応出来るようになりました。これでXPから7のPCへすべて移行できそうです。