日本人が知らない巨大市場 水ビジネスに挑む ~日本の技術が世界に飛び出す!

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  • 技術評論社 (2009年11月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774140445

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日本人が知らない巨大市場 水ビジネスに挑む ~日本の技術が世界に飛び出す!の感想・レビュー・書評

  • これから水ビジネスにかかわっていく上で、基本的な水に関する問題やひとびとの関心の方向性などについて記述。
    わかりやすい。

  • 水にまつわる森羅万象を研究対象とする「水文学」の大家である東大・沖教授と、世界の水ビジネスに精通するグローバルウォータージャパン・吉村代表との対談。世界人口の増加に伴い、水、食料、エネルギーの安全保障は一段と重要性が増していく分野である。そのうち本書は「水」分野を対象に、今後の日本企業のビジネスチャンスをあらゆる角度から検証している。対談形式でありながら、ビジネスだけに特化するのではなく、ローカルな資源である「水」そのものの特性についても理解が深まるよう工夫された本である。

    世界の水市場は、世界で最も早く水道を民営化し、アジア・アフリカに植民地を有した歴史を持つフランスが席巻し、イギリスやアメリカの企業も強い。シンガポール、ドイツ、韓国なども国を挙げて水ビジネスに取り組んでおり、日本の対応は遅きに失している。「優れたものを作っていればよい」という姿勢では世界で戦えない。マーケティングに力を入れ、相手国のニーズ(主に価格面)に合わせたものづくりを進めると同時に、スキのない契約を締結すること、そしてこれまで官が独占してきたオペレーションやマネジメントのノウハウを提供し、製品とパッケージングで提案していくことが重要だとする吉村氏の主張には、私も満腔からの賛意を表したい。

    蓋し、この指摘は、水分野に限らず日本の産業全般に言える教訓ではないだろうか。鉄道や原子力だってそうだし、エネルギー分野に例をとれば、市場統合と自由化により早くからサービスの多様化と海外展開が進んでいたヨーロッパの企業:EDFやRWE, E.ONに対抗できるような総合エネルギー企業の創出を目指して、電力会社とガス会社の垣根をなくして合従連衡を促し、料金値上げ審査の厳格化と市場自由化によってコスト競争力の強化を図る一連の「電力システム改革」が政府により進められている。今後、国内市場はどんどん縮小していくので、生き残ろうとするならいずれの産業もグローバル展開を避けて通れない。世界市場攻略の布石を打つことが急務である。

    この本を読んで水についてもっと知りたい、と思った向きには沖教授の『水危機 ほんとうの話』(新潮選書、2012年)を勧める。気象学、社会工学といった自然科学系のトピックスから、歴史学、文化人類学といった人文科学系の話まで、水について包括的な研究が展開されている大著である。

  • 私たちの身近な資源、水について考えてみませんか?
    世界の水の現状・問題、そして日本の水ビジネス。人口増加や生活の質の向上によって、世界は水をより必要とする時代へ突入します。<手書きPOPより抜粋>

  • 日本の水ビジネスについての実情と課題がよく分かる。

  • 世界の水事情に関心を持った。
    水に対する価値観が変わった。
    日本人が考える水(水道水)の価値は低い。湯水の如く使うもの。
    多くの国では、飲み水はおろか、生活用水に対しても相応の(想像以上の)対価が必要。

    水の権利。
    隣接する田畑の間を、枯れそうな川が流れているとき、必ず地主の間でトラブルが起きる。
    同じ事が、地域レベル、国レベルでも起きている。
    取水権が明確な場合、水の輸出入(ここでの水は、農水や生活用水も含む)は川のある国と、水資源の乏しい周辺国との間では当然行われる。
    日本は海に囲まれた島国だから輸出入する必要はない。というより現実的でない。なぜなら、水の消費は、地産地消が原則。輸送コスト、管理コスト半端ない。
    生活用水が輸出入される。日本にいると気付かない大陸の常識?

    水循環。
    地下水が消費され、河川、海に流れて、また雨となって降り、地下に落ちて行くサイクル。
    これが損なわれると(地産地消されないと)地下水が枯渇していく。

    官民の問題。
    公共事業性を強く持つ水道局は、お役所仕事となりがち。高コスト、低サービス、改善の意欲がない。
    対策として、監視機能を持つ民間を育てるか、民間に事業移転するかが挙げられる。
    ▶PFI, PPP

  • 水ビジネス全般の内容が記載されています。

  • 立ち読み。
    それで十分だと思った。

  • ニュートラルな視点での水ビジネス概論。対談形式が苦手なので、読後にどっと疲れた。

    蛇口から出る水が直接飲める国が11カ国しかないことが驚き。

    日本(全国)
    豪(シドニー)
    アメリカ(ハワイ、サンフランシスコ、デトロイト、アトランタ)
    スイス(全国)
    フィンランド(ヘルシンキ)
    スウェーデン(ストックホルム)
    デンマーク(コペンハーゲン)
    カナダ(バンクーバー)
    オーストリア(ウィーン)
    フランス
    ニュージーランド

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