これだけは知っておきたい ネットワークの常識

著者 : 坪井義浩 工藤修一 佐野裕

• 技術評論社 (2009年11月18日発売)

作品紹介・あらすじ

ネットワークの構築・運用に経験豊富な著者3人が入門者の方から中級一歩手前の方向けに実務上、本当に必要なネットワーク技術をまとめました。

感想・レビュー・書評

[次郎さんの感想 · 2011年12月17日]

ネットワーク/インターネットはその普及具合と語彙の煩わしさの両方の面からして、何度も基礎を反芻しながら理解を進めて行く事が一番の学習方法なわけで、そんな訳で何冊目かのネットワーク入門書。えてして入門書は似たような内容となり、無駄に冊数が積み重なって行く場合が多いのだけど、本書はちょっと目にしただけで読者の対象の焦点が絞られているのが読み取れて、割と有意義でした。基本的に技術評論社の書籍って外れがないしね。
で、そのターゲットというのが「基本/応用情報技術者レベルの知識は有しているけど、実際の運用にはどのような技術が、どんなふうに利用されているかを理解したい人向け」。基本的なネットワーク用語について解説しつつ、iSCSIや冗長化といったサーバ運用を想定した内容まで盛り込まれているので、机上の知識しかなかった人にはネットワーク構築のイメージの足がかりになります。
そして、最後に1章丸々使ってIPv6を取り扱い、きちんと説明をする事に、何よりも本書の意識というものが読み取れるのです。

[masa-fuさんの感想 · 2011年6月3日]

各プロトコルや暗号化の事まで浅く広く、IPv6についても少し触れてます。Yahooのトップページにも「World IPv6 Day」とか出てたなぁ。

著者プロフィール

「2016年 『The Maker's Manual フィジカルコンピューティングのための実践ガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」