日本を再生!ご近所の公共哲学 ―自治会から地球の裏側の問題まで (生きる技術!叢書)

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著者 : 小川仁志
  • 技術評論社 (2011年6月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774147079

日本を再生!ご近所の公共哲学 ―自治会から地球の裏側の問題まで (生きる技術!叢書)の感想・レビュー・書評

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  • 哲学カフェを開催する専門学校准教授による社会学の書。
    理論的な説明が多いけども、わかりやすい。

    しかし、第三章以降のニートや引きこもりに関する理論は、一般論すぎて。自分の教師としての立場から、学校に難癖つけるモンペを批判するだけで終わったり。家庭の教育がなっていない、は誰でもいえること。なぜ躾ができないのか、それを哲学的に論じなけれないけないが、そこまで論が深まっていない。

    世界的な差異と対立の問題についても、やや形骸化しすぎた善を押し出しているだけ。差異を平均化しようとしたら富める者が富を手放さなくてはならなくなる、それを推奨してはいるが、実際のところ、ご自身のいまの地位,報酬を平等主義のために巻き上げられたとしたら、ご本人は喜ぶだろうか。私はつねにこのような善意に疑問を感じざるをえない。

  • あまり学問的な話はせずに、もっと議論して社会をよくしようと呼びかけている本です。

  • 本書の目的が「社会に関心を抱かせるきっかけ」とあるので
    強く批判はできないが、正直いってただの雑記である。
    筆者がいうことろの「問題」がなぜ起きるのか、だけでも
    公共哲学を用いて明らかにすればもっと価値ある本になった思う。

    各章の問いへの答えが「努力し続けるしかない」とか「問い続けるしかない」などの抽象的な結論になっており、
    公共哲学を学びたい人も日本を再生したい人にもあまりお薦めできない。

  • 地域コミュニティに端を発する日本再生の方策を学ぶきっかけとして、公共哲学なる切り口は斬新だったので、興味を持ちました。

    ざっくりとまとめると、著者が学んできた哲学の知識を所々引用しつつ、利己主義から脱却し、積極的な側面を見出しながら利他主義に近付いていこう、という理念の下で様々なトピックに関しての意見を述べています。

    あげ連ねられている焦点自体は、議論を深めていくべき日本の大きな問題点ばかりです。
    しかし、どうしてもあちらこちらにふらふらする文体のせいで掴みづらく、著者の意見が要領を得ません(決して難解な言葉を用いているわけではありません)。
    また、個人的に「ご近所」という肌で感じられるレベルの協調を、グローバルな世界的協調姿勢と一緒くたにしている点が馴染めず、あくまで理念・理想にしかすぎないような印象が拭えませんでした。
    実際に地域で実施していらっしゃる活動自体はアイディア・行動力共に素晴らしいので、進行過程などのドキュメンタリー描写があってもおもしろかったのではないかと思います。

  • 本屋で立ち読んで、興味を持ったので図書館で検索して借りた。
    自分が普段から自治会の活動について不満を持っているせいもあり、
    どうすれば公共性をみんなでもっと話し合い、地域の自治に活かして
    いくことができるかを考えていた。そのヒントになるのではないかと
    思ったからだ。

    サブタイトルに「自治会から地球の裏側の問題まで」とあるように、
    ご近所、自治会の話題から教育、社会、政治、宗教、民族の話まで
    を公共哲学に絡めて話題を展開している。
    後半から若干著者の考え、思いが露骨に表れている部分が少し
    引っかかった点、唐突にいろんな知らない名前や文献などが出て
    くるのには戸惑った。巻末に参考文献が載っているので後々それら
    を参考にすれば良いのだろうが途中途中で雲にまかれる気がした。
    また、もっとご近所の公共哲学について具体的な事例、実話が出て
    くるのを期待していたが、無かったので残念。
    著者の考えに引っかかる点は多々あれど、問題提起されている点に
    自分なりの意見を明確にするきっかけにはなったし、これから考える
    きっかけにはなった。

  •  声の大きさだけが印象深い、著者の作品を初めて読んでみた。
     グローバル化や教育問題など多岐に渡る問題提起に対し、解決の糸口として議論の必要性が訴えられるだけであり、意味なく引用される実存主義者の言葉も虚しい。
     特にインターネットの弊害を語るくだりのお粗末さにあきれる。震災後に書かれた本なのに、個々人にネットで流れる情報の真偽を見極める能力が必要とか書いてるよ。てか、ネットのコミュニケーションだと「温もりが・・・」とか言ってるし。まぁ「ご近所」のおばちゃんと対話するにはこれくらいのほうがいいのかな。

  • 【読書リスト7】小川仁志『ご近所の公共哲学』技術評論社。限界集落や自治会問題など地域社会の現状と様々な哲学者の考えを分かりやすく結びつけて解説。偏見を乗り越え互いに認め合う「承認」や、慈善でなく「シェア」するコミュニティの概念等は興味深く、公共哲学は地域福祉に不可欠だと思います。

  • 読みやすさだけで言えば、満点。著者の主張には「そうかな?」と思うところもあるが、そう考えるヒントを与えてくれるのが哲学であるし、現代は新たな公共哲学を考えていかなくてはいけない時代なのは確かだ。

  • マイケル・サンデル教授のおかげで、急速に認知されるようになった公共哲学。その公共哲学をグローバルな問題ではなく、身近な生活の問題まで落とし込んだところが、実に画期的!
    ご近所と言えば、私はNHKの番組よりも地域福祉の第一人者/木原孝久さんをまず思い浮かべますが、木原さんの話に共感できる方はもちろん、地域の活性化は大事だけど今さら自治会なんて…と冷めた考えの方にもオススメです。
    巻末には、哲学カフェのマニュアルがついています。

  • 広く浅く現代の社会問題を哲学的な視点で意見されている。もう少し地域コミュニティについて踏み込んだ内容があるかと思っていたので肩透かし。

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日本を再生!ご近所の公共哲学 ―自治会から地球の裏側の問題まで (生きる技術!叢書)の作品紹介

共同体の崩壊、孤独死、無縁社会、移民との共生…などさまざまな難題に対し、哲学カフェを主宰する著者が、新しい形の社会参加=公共哲学の知見をもって臨む。ご近所の底力が世界の難問を解決する。哲学による日本再生マニュフェスト。

日本を再生!ご近所の公共哲学 ―自治会から地球の裏側の問題まで (生きる技術!叢書)はこんな本です

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