Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)
- 技術評論社 (2012年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774150208
作品紹介・あらすじ
本書は、データベース技術のトレンドを整理して体系的に解説することで、本質面での理解ができるようにすることを目指した書籍。本質面での話とMySQLの具体的な話を織り交ぜることで、より理解を深められるような構成となっている。
感想・レビュー・書評
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MySQL をベースにしている部分が多いですが、概念自体は他のDBを使っている場合でもそんなに違いはないはずなので、他のDBを使っている人にもおすすめです。
「Webエンジニアのための」とのタイトルだし、一応対象はWebエンジニアなのだと思われますが、業務アプリ作っている僕にとっても有用でした。
「入門」というタイトルの割には、ちょっと高度かな?という気もしなくもないのですが、ただこの内容をマスターしただけでは実際の運用はできないわけで、やっぱり「入門」なのかな、と思います。(たとえば、バックアップのやり方を何通り知っていようとも、実際のプロジェクトで適用してそのプロジェクトなりのベストプラクティスを作らないと意味ないでしょう?そういうことです)。
各トピックは高度な内容にふれつつもバランスよくまとまっているので、ここに書いてあることを出発点にして色々出来るようにしたいですねー。
amazon のレビューとかみてると、なぜか評価があんまり高くない(平均3)のですが、何故なんでしょうね?初心者が「初心者用の入門書」と勘違いしてるのかなー?
MySQL の DBA してる人は必読、それ以外のDBA やアプリケーション開発者も読んでおいた方がよい、くらいの良書だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とっても良書。
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松信さんの書籍は、以前にも数冊読んだことがあるけど、経験則からくる実践的な内容ですばらしく実用的だ。じTTIPSだけではなく、アーキテクチャやモデリングまで解説されているので、DB技術全般の入門書としてもすごくいい。
蛇足だけど、NoSQLDBの解説が素晴らしく、一般的な入門書よりも、これを読んだ方がわかりやすい。 -
さらっと読んだ。DB技術概要の雑誌連載をまとめたもの。Webで仕入れることができる知識がまとまった感じ。
手元には無くてもいいな。 -
和書の中ではかなり良き
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請求記号 007.6/Ma 84
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なかなか、良かったです。データベースは奥深い
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著者がMySQLに詳しい方であることもあり、MySQLに解説の重心はよっている。MySQLを業務に使っている人間にとっては非常に参考になる。
データモデリングから運用を行う際に気をつけるべきこと等幅広く実践に使う際に必要な知識を仕入れられる。 -
会社の読書会で読んだ。
図もそこそこあるし、SQL文の例もあるので、じっくり読むと良さそう。
ただ、他の簡単なSQLの本とか読んで、SQLの書き方とかをサクッと学んだ後のほうが意味がより分かるようになるから、そうした方がいいかもしれない。 -
データベースって大学の講義等で勉強する時はいきなり正規化!って始まってあっという間にわけがわからなくなりましたが、本書はデータベースってなんで必要なの?この機能なんのためにあるの?といったところから丁寧に説明をしてくれるので大変オススメです!
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最近は、本当によい設計とは何かということを考える機会に本当に恵まれている。
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内容はMySQLの話が中心で書名と内容に乖離があるが丁寧で分かりやすい本だった
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前評判と、 MySQLの内容が書いてあるってことで、もう少し踏み込んだ内容を期待したんだけれど。
運用の人は必須かも。 -
* 入門的な部分から応用まで幅広いテーマを扱っていて、かつ、読みやすかった。
* ソースコードの読み方とかが書いてあるのは特色かと。
* 性能関連では具体的な数値が書かれているのもよかった。
* NoSQL に対しては、若干強い語調で否定的に書いてある印象があったのは残念な気もした。適材適所に過ぎないと思うのだけど。
* これを読んだから具体的にここで使えるみたいな種類の本ではない。タイトルにもあるように入門書であり、全体像を掴むための本だった。 -
【入手前のコメント】2012/11/2
RDBの入門〜大量データ処理への応用ということで、基礎から学び直したい私には丁度良さそうな本。MySQLなのかー。私はPostgreSQLしか触ったことが無いので、そこが難点。 -
データベース初心者の時に読んだ
最近になって意味がちょっとずつ分かって来てる -
DB入門本。関係モデルからSQL文の書き方、可用性、トランザクション、パフォーマンス、更にNoSQLまで網羅。第7章以降の内容は他書にもあまり載ってないと思う。個々の深い内容よりも全体像を把握したい人向け。雑誌の連載記事の再編集なので各章のボリュームが均一で読み進めやすいのも地味に嬉しい。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784774150208 -
前半は基本の解説、後半はより実践的な技術紹介となっている。
前半の内容(トランザクションくらいまで)に比べて、後半が急にジャンプアップした内容に感じた。MySQLというDBMSを基軸に、最近の技術トレンドを押さえながらDBエンジニアとして意識すべきトピックスを実に広範囲に扱ってくれている。
個人的には特にストレージ技術との関係の章が、これまであまりハードを意識したことがなかったので大変ためになった。
しかし、こういう本で読むパフォーマンスチューニングの手順はどうも実感が湧かない。ツールもDBMSによって違うし、本で読む以上に泥臭い作業だということもあるのだろう。 -
11章を読んだだけだが、技術が生まれてきた背景を具体例を用いながら説明しており、分かり易く基礎から理解が深まる良書。
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「どうしてデータベースが必要なのか」という非常に入りやすいところから始まって、データベース技術がこれまでどうやって発展してきたか、どうやって発展していくのかを分かりやすく解説しています。
僕は基本情報とかで正規化やトランザクションのことは知っていたので、第7章以降が特に参考になりました。
i/Oがボトルネックになるのか、CPUがボトルネックになるのか、といった歴史の変遷は今後の見通しも含めて、考え方を非常にクリアにしてくれました。
また、「NoSQLがどういったときに有効なのか」というような具体的な話も今まで読んだ本では割愛されていたので、この本で初めて知りました。
非技術者でも十分理解できる内容なので、DB入門としてはオススメです。 -
データベースについての本
読みやすい本だったので、実際にDBを触る際に読み直したい本。 -
MySQLのチューニングとメンテナンスについて実践的な内容が書かれており非常に参考になった。DeNAの事例も載っていて面白い。
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データベースの仕組みとか、使い方とか、データベース何それ?という人よりも、データベースってどうやってできてて、どこが難しいかを学ぶことができる本だと思う。
加えて、最近話題のNoSQLとかについても触れてあって、カバー率が高いと思う。
これに加えて、データ構造の実装(B-Tree)とか、高速なインデックスを行うためにはなどが網羅されていると完璧だと思った。 -
すっごく読みやすかったです。さすがっす。
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「フリーソフトウェアはソースコードが公開されていない」(p.166)という記述に驚愕した。
しかもGPLを「オープンソース」として持ち上げた直後にその対比として、だ。
蛇足とはこのことをいうのだろう。 -
入門。