Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)
- 技術評論社 (2012年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774151502
作品紹介・あらすじ
アイデアは一日にしてならず。よいアイデアは、様々な思いつき、メモ、気になったフレーズ、各種データなどがほどよく蓄積された「アイデアの地層」から生まれる。そのアイデア地層のつくり方を、ノート・メモ帳を中心としたアナログツールと、Evernoteを中心としたデジタルツール(iPhone、iPad、PC環境)の合わせ技で紹介。古今東西の発想術のポイントをふまえ、デジタルもアナログも駆使して「いいとこどり」するハイブリッド発想術にして、最新版「アイデアの教科書」。
感想・レビュー・書評
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仕事をしていると
なにかいいアイデアがないかな...
と思うことがあります。
でも、普段なにもせず、
必要な時だけ、都合よく
アイデアが出ることはありません。
本日ご紹介する本は、
いざというとき、よいアイデアがでるように
アイデアの育て方を紹介した1冊。
ポイントは
「土壌と種」
本書では、アイデアを育てる環境を
”アイデア畑”と畑に例えています。
そして、必要な時にアイデアがでるようになるための要素は、
①種をたくさん見つける
②土壌を豊に保つ
③きっちり実を収穫する
ということを、日頃からコツコツ
やっていることが重要です。
「種をたくさん見つける」
1回限りの種を見つけようとするのではなく、
いろんな種を集める習慣が必要です。
何の役に立つか、そのときは解らなくても
種の質は無視して、
まずは、数を集めることに注力します。
「土壌を豊に保つ」
いかに連想を広げるかが、
アイデアの種を育てる上で必要です。
そして、連想というのは、
自分に蓄積されている知識や情報を
引っ張りだすこと。
自分にないものは、連想すらできません。
種をどれだけメモにストックし
どれだけいろんな経験をしてきたかが重要です。
「きっちり実を収穫する」
アイデアを生み出すプロセスは
①とにかく自由にアイデアを出すプロセス
②出たアイデアが現実適応できるか判断するプロセス
の2つを明確に分けて行うこと。
発想の段階で、実現可能性を考えてしまうと
はじめから妥協の考えしか出てきません。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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アイデアを生み出すためには、手間と時間が必要である
アイデア畑=畑と種がメイン、それをうまく行えるようにするのがツール
1回限りの種を見つようとするのではなく、種を集める習慣が必要
取ったメモを見返さないのは、メモを取らなかったのと同じ
とにかく数を出す=質を求めると判断が入ってしまう
相手にアイデアを理解してもらうには、伝わりやすいようにアイデアを整理すること
種を植えてみなければ、作物ので出来映えについてどうこう言うことはできない
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◆目次◆
はじめに All You Need Is Idea!?
01 良いアイデアは良い「畑」から生まれる
02 アイデアの種を見つけるメモ術のバリエーション
03 アイデアの種を大きく育てる連想ノート術
04 アイデアの実を収穫するセンスを磨く
05 Evernoteによるアイデア地層のつくり方
06 ハイブリッド考具としてのiPad活用法
おわりに 誰にでもアイデアの「地力」がある
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◆マインドマップ◆
http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/cf8e875a02c4c77f.png
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面白かった。
アイデアを出せる人って、やっぱりこういう種まきをちゃんとしてるヒトなんだよね。
というわけで、もう一度改めて読み直したい。こういう基本的なこと、大事なのについわすれちゃうので。 -
Evernote の活用にもう少し期待していたが。
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Evernoteとアナログノートによるハイブリッド発想術というタイトルから、てっきりEvernoteを生かしてアイデアを発想する方法を教えてくれる本かと思いきや、Evernoteに関しては終盤で少し触れている程度。他の章は、アイデアというものを生み出すことについて、詳しく解説するようで、結局作者が読み手に何を伝えたいのかがよく分かりませんでした。
ページが多い割に具体性もなく、中身が薄いと感じました。Evernoteの解説書でもありませんし、アイデアを生み出す解説書でもありません。この本を読むことで、アイデアを生み出すことのスキルがあるということを認識し、それに取り組むきっかけにしてもらう本かと思います。 -
とりあえず、使いやすいメモ帳を買っとこう。色々なヒントが詰まった本で、アプリの使い方がメインではないから、時間が経っても色褪せなさそう。また読み返そう。
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発想術とあるが、メモ術の本。
同じことを延々繰り返して、同じ図を何ページも使って本にしている。
駄作。 -
テーマが定まらず、術というわりに具体例も少なく漠然とした理論だけが目立ち、「役にたつ」本ではありませんでした。ハイブリッドなりのメリットも特に感じられません。
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アイデアを出すための話がメインの本。
エバーノートの使い方に関するものだと思っていたが、意外とその要素は薄かった。 -
この本は、アイデアを生み出す人のためにどういったツールをどのように使うのかについての内容で、アイデアを生み出すための具体的な方法が書かれている。
日常生活において、多くの領域に関心を広げ、考えたアイデアを使っていくことが重要であることがわかった。