誤解だらけの認知症 ~よくなる! ラクになる! 治療・介護・予防の最新常識

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774151922

作品紹介・あらすじ

最新の脳科学の知識をふまえた介護の負担を減らす方法から、認知症を治す薬の最新事情までを、幅広く、そして、できるかぎりわかりやすく解説。世界の認知症研究の最前線を取材した医学部卒NHKディレクターが書き下ろす、本当に役に立つ治療・介護・予防の最新常識。

感想・レビュー・書評

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  • うちの両親はなかなかの高齢で、こうなることも視野にいれておかないとなぁ、ということで手に取った一冊。
    祖母が認知症だったけど全く向き合わなかったので知識と経験ゼロ。なのでここに書いてあることは知らないことばかりでした。アルツハイマーと認知症は別の物ということも知らなかった。

    知らないで読んだせいか、現実に起こってもパニクらずに対応できる気になった。もちろん実際はすげー大変だと思うけど…。

    読んでいて特に気になったのは、感情(と思考)の部分だった。
    以下引用になりますが・・・

    ・認知症になると、人はとても感情的に敏感になる。健康な人であれば何も感じないようなことでも、感情を揺さぶられる。
    ・認知症の人は多くのことをより否定的にとらえがちになり、不安を感じやすくなるという結果が報告されている。

    という一節。
    感情と思考について学んでいる最中なので、ここが気になって仕方がない^^

    後者なんですが凄く思考的なんですよね。わかりやすくいえば考え過ぎという部類なわけですが、これは僕の現時点の体験では、健康な人でもそれは起こりえるんだけど、乗り越えられるものでもあるということ。

    僕がおぼろけにイメージしてる程簡単なことではないと思うけど、左右のバランスをとったり、瞑想したりすることで2つことは上手につきあえるようになるんじゃないかなぁとか、そういうことが得意な人が痴呆症になるケースはあるのか、なったら得意を活かせたりしてるのだろうか?とか、色々と疑問?興味が出て来てしまった。

    あとこれも空想だけど、認知症ってワンネスとか集合無意識に片足突っ込んだ状態?と薄ら思ったのだけど、現在の研究では、症状が重くても人格は残っているとのことなので、まぁそれは違うか…とか^^

  • 2013/02/05 川越町図書室---県立図書館。

  • 閲覧室  493.75||イチ

  • 市川衛/著
    認知症に関する誤解を解きつつ、最新の脳科学の知識をふまえた介護の負担を減らす方法から、認知症を治す薬の最新事情までをわかりやすく解説。本当に役に立つ治療・介護・予防の最新常識。

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著者プロフィール

いちかわ・まもる 医療の翻訳家。医療ジャーナリスト。メディカルジャーナリズム勉強会代表。京都大学医学部非常勤講師。00年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年スタンフォード大学客員研究員。【主な作品】「テレビ」NHKスペシャル「腰痛 治療革命」「医療ビッグデータ」ためしてガッテン「認知症! 介護の新技」など。(書籍)「脳がよみがえる・脳卒中リハビリ革命」(主婦と生活社)「誤解だらけの認知症」(技術評論社)など

「2019年 『教養としての健康情報 「それ」本当に信じていいですか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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