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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774152936
感想・レビュー・書評
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様々な統計データが雑然と前後の脈絡も無くただただ並んでいるヘンな本である。其れも全てが棒グラフ!
定番の統計サイト「社会実情データ図録」を運営する著者は「数値をグラフ化する場合、もっとも分かりやすいグラフは棒グラフといえます。数量を感覚でつかむには、長さによる方法が効果的なので、棒グラフは我々にとってもっとも実感のわく表現となっているのです」と言いきっており、今流行の様々な見易さを追及するような円グラフ、折れ線、立体グラフなどを完全に無視して棒グラフ一本やりだ。
その一方で世界の山の高さを比較する棒グラフの項では「山の高さ順に並び替えることで何らかの解釈が入るからしない」と言いつつ「欧州・アジアの山は東西の地理的関係に沿って並べる一方で、北・南米は南北の順に」とどうも言っていることが一貫してはいないなどツッコミどころ満載なのだ。
要するに本書を読んだからと言って何か統計データの有益な利用方や解釈方が学べるというものでもなく、棒グラフにすることによって何か新たな視点が生まれるかというと必ずしもそうでもない。棒グラフを偏愛する読者にはたまらない(?)本だと言えるかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示