Mapion・日本一の地図システムの作り方 (Software Design plus)
- 技術評論社 (2012年9月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774153254
作品紹介・あらすじ
月間6000万ページビュー、日々変化する地図情報に対応するWebシステムの秘密。Java+Solr+MySQL+Solaris+MapServer+スマートフォン+OSS技術の集大成。
感想・レビュー・書評
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まあ、日本一なのかどうかはともかくとして、実に生々しいシステム開発の苦労話が面白かった。
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とんびあぶらげさん日本一なのかどうかはともかくとして、データ、アプリケーション、システム基盤など様々なレベルで施したチューニングの手法や運用上の工夫について豊...日本一なのかどうかはともかくとして、データ、アプリケーション、システム基盤など様々なレベルで施したチューニングの手法や運用上の工夫について豊富に紹介されている点は実用的なサービスを設計・運用する上で参考になる。2013/02/28
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Mapion ・日本一の地図システムの作り方
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【要約】
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【ノート】
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マピオンの15年を振り返る、ある意味「自分史」ならぬ「サービス史」のような部分もありつつ。技術的にはたぶん、ずいぶん細かいところまで書かれてます。
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地図サービスのマピオンの裏側が書かれた本。地図に特化した内容かと思ってたらデータ生成部分以外は画像配信、全文検索、インフラ仮想化と他にも応用できそう。現在の構成だけでなく失敗の歴史も書かれているのが勉強になる。膨大なデータを効率的にキャッシュさせるための試行錯誤が面白かった。
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第2章で実際に基盤地図情報のDEMをgdalやGRASSを使って、ラスターからポリゴンや等高線のラインに変換する手順について書かれており、この部分がかなり参考になった。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784774153254 -
・サーバ運用(=負荷との戦い)の話が面白かった。
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いやあ、この人たちは職人というかアーティストというか、細部のこだわりがすごいなあ。見やすく表示するために、OSSのシステムを拡張してフォント幅を追加出来るようにしたりだとか、MapFileなる定義ファイルをごりごり編集して表示と見比べたりの泥臭い事とかにも全力を尽くす。地図愛が凄い。