ふみこよみ ~春夏秋冬暮らしのおと

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774154398

作品紹介・あらすじ

季節をたのしむ暮らしには、わくわくする冒険や、はっとさせられる気づき、思わずほほえんでしまうような喜びがあふれています。あそびごころを持って、どこかで手放してきた佳きものをつかまえなおしにゆきませんか?かぐわしい季節のかおり広がる、暮らしのエッセイです。ちいさなレシピ付き。

感想・レビュー・書評

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  • 2017 5/15

  • 最近は季節を迎えるというより、追いかけられてるみたい…のようなことが書いてあって、ああわかるなあと。いま秋がきて、多くの人が暑さから解放されてほっとしてる。でも、また冬がくれば寒い寒いと文句をいうのだろう。つまらないだろうなあ、そんな毎日では。毎日は同じことの繰り返しのようでいてほんとうに同じことはないし、人生はそれを慈しんでいるだけで十分だということを感じる。何者にもなれなくても、大切な人たちとちいさくちいさく生きることによろこびを感じる。それが謙虚なことなのか、消極的なのかが難しい…ううむ。

  • 心にゆとりが感じられる日々のエッセイ。

  • 山本「ふみこ」さんの暦だから「ふみこよみ」=素敵な題名♪
    (・・・は、本人が考えたわけではなく、あとがきによると「清流出版の高橋さん」命名だそうですが。)

    四季折々、12か月の些細な日常を「あそびごころを持って、どこかで手放してきた佳きものをつかまえなおしにいく」・・・ふみこよみ、の題名通り・・・山本ふみこさんがそばにいるかのような、やさしい、そっと季節に寄りそって生活している暮らしぶりがみてとれます。

    それから例えば・・・エルマーを読んでいた「ほんの子どもの頃の」山本ふみこさんと「それから20年ほどしてから母親になった山本ふみこさん」、も同じように丁寧に描かれていて、
    私自分も「ずっと母親目線」一辺倒じゃなくて
    「ほんの子どもだった私」にもどったり、「母親歴6年の私」の目線でエッセイを読めるところも、山本ふみこさんのエッセイの素敵なところです。

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著者プロフィール

1958年北海道小樽市生まれ。随筆家。3人の娘を育て、食事をつくり、掃除に精を出し、市の教育委員として奔走し、一人暮らしの親を気にかけ、ときに原発に思いを巡らせ、夫婦喧嘩をし…日々を重ねる。『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社)、『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫)、『暮らしと台所の歳時記――旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)、『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ)ほか、著書多数。

「2016年 『家のしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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