- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774164571
感想・レビュー・書評
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半導体の基礎知識が学べる本。
バンド図とMOSFETの説明がわかりやすく為になった。
ただ、プロセスフローはざっくりとしか説明がないので別の文献を参照する必要がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
入門書の中で一番わかりやすい。タイトルどおり。
製造工程など、専門用語で流されてがちな部分のイラストと解説が充実していてイメージしやすい。
◯半導体(Semiconductor):電気抵抗の大きさが金属と絶縁体の中間にある一群の物質
◯半導体の種類
・無機半導体:一般部品
〜元素半導体(Si, Ge, Se, C, ZnS)
〜化合物半導体:高速動作、高性能 ※足して8になる族同士の結合
…Ⅱ-Ⅳ族
→2元素(CdS, CdTe, HgCdTe)
→3元素(GaAs)
…Ⅲ-Ⅴ族
→2元素(GaN, InP, AlGaAs)
→3元素(GaInAs, InGaAsP)
→4元素(SiC)
…Ⅳ-Ⅳ族
→2元素(ZnO)
〜酸化物半導体:透明電極
…ITO,IGZO
・有機半導体:電子ペーパー ※電子の移動速度が遅く、表示素子等に用途が限定。曲げ特性あり
〜テトラセンC18H12、アントラセンC14H10
・オプトエレクトロニクス、太陽電池、レーザー等の応用技術まで -
科学・テクノロジー
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トランジスタまでは良かった。FETからは斜め読み。後半はデバイスの紹介。
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非常に分かりやすくまとまっていた。半導体がなぜ電気を通したり、通さなかったりするのかという仕組み部分の説明はこれまで読んだ半導体関連の書籍では一番わかりやすかった。この他の部分についても図を中心にした説明でイメージがしやすい。また、「半導体の仕組み」では省略されがちな製造工程、加えてシリコンインゴットの製造過程までもしっかりと書かれている。応用の分野ではオプトエレクトロニクスと発電素子という現在の主流とも言える分野をきっちりと押さえている。伝奇的な特性だけでなく工業製品としての半導体まで広くカバーしており、最初の一冊として勧めることのできる内容となっていた。