システムインテグレーション再生の戦略 ~いまSIerは何を考え、どう行動すればいいのか?
- 技術評論社 (2016年1月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774178721
作品紹介・あらすじ
人月を前提として収益構造はもはや限界。そんな時代に生き抜くための3つの戦略と9つのシナリオを解説。
感想・レビュー・書評
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ひょんなことからSIerと呼ばれる人たちと仕事をすることになって、
彼らの仕事内容が全然イメージできていなかったのでまず手に取った本。
ITにそこまで詳しくない自分には、??なところもたくさんありましたが、
何となくSIerの置かれた現実と課題が見えてきました。
こういうのは、一冊の本で全て分かるというよりも、
何冊か読んでみて段々見えてくるというものだと思っているので、
これを機会に勉強してみたいと思います。
本も勉強になったんだけど、著者の主催する勉強会の動画の方が
より分かりやすいかも?とも思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
業界全体で考えなければいけない問題。
目の前の仕事、そしてこの先の仕事への意義を考え直すきっかけとなる書。 -
本業がSIer(システムインテグレーター)なので、ジャケ借り。やっぱり人月ビジネスは限界ですよね。ただ、私の会社の方向性は正しいことを再確認。
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https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/04/blog-post_4.html -
昔、スクラムバリバリ時代に読んでたものを、立場が変わった今、また読んでみた。オフショアリーダーやりながらsier(笑)のリーダーチックになってきた身としては当初と違うところを詳しく読んでみた。
安価なエンジニアが知識を得てどんどん強くなるであろう未来に日本人エンジニアはどうするべきか、はんぱなくむずいテーマと向き合う羽目になってる現在のリーダー勢はチラ見したうえで自分の現場にあてはめかんがえるきっかけにしてもいいかと。つらいけど。
もともとずっと主張しているサービス型への移行はこの本でももちろん書かれているが数年前によんだときも、今読んだときも、そりゃそうだがどーしようかな、転職必要だな、となる(笑) -
今後のシステムインテグレーションについての話。
クラウドを使ったシステムが一般的になっているのに関連して、人月を前提とした収益構造に意味がなくなっているとのことだ。まあ、クラウドぐらい使いこなせなきゃいけなくなるんだろうなと思う。
ちょっと驚いたのが、米国のITエンジニアの7割がユーザー企業に属しているという話。それにたいして、日本はITエンジニアの7割がSI事業者やITベンダーに属しているらしい。そんな違いがあったのかと。
オフショア開発も、少なくとも現地(ベトナムとかミャンマーとか)の人からすると日本の製品の開発は割にあわなくなっているらしい。うちの会社でも、ベトナムの子会社を引き払ったらしいし、どこもうまくいってないんだろうなと思う。
うまく新規事業を作れればいいのだけど、うちの会社じゃ当分むりだろうなとこの本を読んで思った。 -
前半のほうの、SIビジネスの現状分析と問題提起の章は、結構な問題作ではないか。SI業界の人からすると反論がある記述がいくつかあるし、乱暴な言い切りも多いように思う。
ただし後半の、新しいSIビジネスの方向性や3カテゴリ9パターンのビジネスモデルは、これからの事業計画のヒントとして良い提案だと思う。クラウド活用とか自動化が進むとか、普通に誰もがそう考えていることではあるが、実際の企業事例紹介をみながらどう実践するのかを考えられるように書かれている。 -
SIerの業務内容を具体的にイメージしたい方・業界の課題を理解したい方に是非おすすめしたい一冊。
書いてあることは著者の前作と大きく変わるわけではないが、実際にSIerの業務に携わったことがない人がその業務内容を具体的にイメージするのに役に立つでしょう。