アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774182858

感想・レビュー・書評

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  • 2022/01/16 読了。

    ハウツー本、という枠組みから外れるほど、衝撃を与えられた一冊。どう記録するか、という価値観を揺さぶられた。

    この本は、アウトライン編集ツール「アウトライナー」を使って、書きながら考えるというプロセスをわかりやすく書いている本である。

    「アウトライナー」そのものを主観的に礼賛するのでなく、例えば文章を書く際に、それ単体では完結できないという問題点を挙げているところも非常に好感を持てた。

    読み終えてから、早速Workflowyをダウンロードして使っているのだが、やはり「書き慣れること」が必要なのだな、と感じている。

    ここに取り上げられているのはあくまで一例。
    自分に合わないのであれば変えていけばいいし、自分なりのやり方を見つけてもいい。
    そんな余白もこの本にはあって、使い方という原点に帰ることも、新たな使い方を考えてみるためのヒントも豊富に掲載されている。


    これに似ている、一時期自分がハマっていたマインドマップについても書かれているので、比較検討するにもよいのかもしれない。

    まとめる、という行為は、生きていると何度か出会う。今までやってきた方法 が、どうもしっくりこないとき、それは変えてみるチャンスなのかもしれない。

  • 新しく導入予定の知的生産の技術。mind mapと併用もできそう。起案に生かすことはもちろん。秋以降立て込んでいる研修のレジュメにも。そして本命は小説執筆。夢は広がります。

  • 書影やタイトル、文体の穏やかさ、対談のカジュアルさでマイルドにされているけれど、これは「文章を書き、考えること」の本質に肉薄しようとする思考の、まさにアウトラインが示されている、すばらしくクリアな本だ。

    学生に貸して読ませるために紙の本で買ったが、各自で買うように勧めたい。

    こういうのは、読んで満足せずに、書いてあることを自分でやってみることが一番大事なので、かならずやるように。

    著者は私と世代が近いので、奥出経験やActaショックなど、パソコン遍歴やアプリ遍歴、ライティング経験がよく似ていて、それもあって共感するところが多い、ということはあろう。

    オススメのWorkflowyは、アカウントは取っていたものの、まともに使ってみたことはなかった。クラウドで、完全ワンペインで、「リニアだが仮」の思考の塊をいつももてあそび続けるというのはよさそうだ。あらためて試してみたい。

  • * 読了日20231110
    * 入手日20231104
    * Amazonで購入した。

  • 二回目読み直し。
    一回目は得るものないなと思って数年。
    これは普段やっていることではあるが、改めて専用ソフトを使うメリットがあるのか?問い直した。
    使ってみるしかない。
    スマホでしかアウトライナー使っていなかったがnotionを最近は使用。
    これで十分という気もしているが、ファイルという概念がない考え方は改めて何かを書き上げるアイデアの場としては優れてそうだと思えた。

  • アウトライナーとは何かを解説してくれている本。何となく使っていたけれど、体型的に学ぶのは面白い。レシピ本も合わせて読むとさらにアウトライナーの使い勝手が上がります。

  • 実践中 プライベートはworkflowy 仕事はword

  • アウトライナーの使い方に関する本
    思考法、情報整理方法として参考になる一冊。
    空間配置ができないため、発想法には適さない旨記載されていることも頂ける話。

  • 思考を整理する、要点をまとめる、タスクを管理する。これらはどれも、それ自体が「結果」ではなく、それらを利用して作成する資料だったり、文章だったり、制作物だったり、もしくは必要なものを忘れずに買う、といった「結果」のために必要な「途中」段階で活躍する。

    この「途中」に重点を置いたツールがWorkflowyを始めとするアウトライナーである。あくまで「途中」を扱うので完成形の保管には適していないが、利用側がちゃんと「これはあくまで途中で、いつどの段階においても入れ替わり、追記、削除が発生するツール」と認識しておけばこれほど心強いものはない。

  • アウトライナは利用しているが、そのステップをこれだけ解説されるものは
    なかなかない。
    自然と出来ることでありながら、深く考えて実施するとなかなか
    書き進められなくなる。
    その点は気をつけたい

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